本日の相場見通し(2020年3月3日)

2020年3月3日の相場解説

3月2日の東京株式市場は、前週末の米国市場でNYダウが下落したことや円高を受けて、売り優勢に。

朝方は300円超下落したが、日銀の黒田総裁が、5,000億円の資金供給を行うと発表すると、一転してプラス圏に。

上げ幅は一時450円まで拡大した。

また、中国の経済対策や米国の利下げへの期待感も、日経平均株価の上昇を後押しした。

しかし、上値は重く、日経平均株価は前営業日比201円12銭高21,344円08銭で取引を終えた。

サービス業、水産・農林、小売が特に強く、保険、電気・ガス、鉄鋼が軟化した。

また、同日のNYダウは、先週末のパウエルFRB議長が声明で利下げを示唆したことに加え、各国中央銀行が景気刺激策を行うとの見通しから、上昇。

G7財務省と中銀総裁による電話会議が3日に行われることも好感された。

そのため、日経平均株価は前週末比1293.96ドル高の26,703.32ドルで取引を終えた。

 

一方、ドル円は、序盤は1ドル107円70銭台で推移した。

日銀の黒田総裁が「潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく方針」と述べたが、期待されていた日銀の流動性供給について明言されなかったことからドル売り地合いに。

ドル円は1ドル107円65銭前後まで円高が進んだ。

その後、日銀による国債買現先オペ5,000億を受け、ドル円は1ドル108円01銭まで浮上。

後場に入り、日経平均株価が400円超上昇すると、ドル円は1ドル108円30銭台まで浮上したが、北朝鮮が飛翔体を発射とのニュースが報じられると、ドル円は1ドル108円20銭前後まで下落した。

その後、円売りが一服すると、ドル円は1ドル108円07銭まで下落。

欧州勢が参加すると、再び円売り・ドル買いが強まり、ドル円は1ドル108円40銭台まで浮上した。

ロンドン時間に入ると、米10年債利回りが1.15%台から1.09%台に低下。

これにより、ドル円は再び円高が進み、1ドル107円50銭台まで弱含んだ。

ニューヨーク時間に入ると、2月の米ISM製造業景況指数が発表され、事前予想の50.5を下回る50.1となったことが嫌気され、ドル円は1ドル107円40銭台まで下落する展開に。

しかし、売り一巡後は、下値を切り上げる展開となった。

さらに、「G7財務省は3日に新型肺炎の対応を巡り、電話会議を行う予定」との報道があると、NYダウが一時440ドル超上昇。

これを受けてドル円はドル買い地合いとなり、1ドル108円13銭近辺まで浮上した。

その後、ドル円はNYダウの上昇を受けて、円安地合いに。

1ドル108円35銭まで浮上する場面もあった。

ドル円は1ドル108円26銭~108円36銭で取引を終えた。

 

本日の日経平均株価は、前日のNYダウが大幅上昇したことが追い風となり、リスクオンとなるだろう。

本日開催のG7財務省・中央銀行総裁による会議の動向に注目したい。

 

本日のトレンドニュース

米ファイザー、抗ウイルス性化合物を特定 新型ウイルス抑制可能か【ロイター】

米製薬大手ファイザー(PFE.N)は2日、新型コロナウイルスを抑制する可能性のある抗ウイルス性化合物を特定したとし、第3者機関と同化合物の検査を進めていることを明らかにした。

同社は、今月末までに検査結果を得たい意向を示し、成果があれば、年末までに化合物の臨床試験開始を目指すとしている。

ファイザーのドルステン最高科学責任者(CSO)は、2日にホワイトハウスで行われたトランプ大統領と製薬会社幹部の会合に出席した。

米ファイザー、抗ウイルス性化合物を特定 新型ウイルス抑制可能か
米製薬大手ファイザーは2日、新型コロナウイルスを抑制する可能性のある抗ウイルス性化合物を特定したとし、第3者機関と同化合物の検査を進めていることを明らかにした。

 

イオンモール 3日~15日 専門店の営業時間短縮【NHK】

全国でショッピングモールを運営するイオンモールは、政府の要請を受けた臨時休校で出勤が難しい従業員もいることなどから、3日から今月15日まで専門店の営業時間を4時間前後短縮することになりました。

イオンモールは全国で展開する142のショッピングモールについて、衣料品などを販売する専門店の営業時間を3日から15日まで短縮することを決めました。

現状では店舗によって営業時間が異なりますが、3日からは一律に午前11時から午後8時までに変更し、おおむね4時間前後短縮されるということです。

会社では、政府の要請を受けた臨時休校で出勤が難しい従業員がいることや新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、営業時間を短縮するとしています。

一方で、同じショッピングモールの中にあるイオングループ直営の総合スーパーは通常どおり営業を続けることにしています。

小売業界では、スーパー大手のライフコーポレーションが、政府の要請による臨時休校の影響で、関西と首都圏に展開する275の店舗すべてで2日から今月31日まで営業時間の短縮を決めています。

イオンモール 3日~15日 専門店の営業時間短縮 | NHKニュース
全国でショッピングモールを運営するイオンモールは、政府の要請を受けた臨時休校で出勤が難しい従業員もいることなどから、3日…

 

新型ウイルス、中国本土の新規感染者が集計開始以降で最小【ロイター】

中国国家衛生健康委員会の3日の発表によると、中国本土で2日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は125人と、前日の202人から減少し、当局が1月に集計結果の公表を開始して以降で最小となった。

新型ウイルスの発生源とされる湖北省武漢市での新規感染者は111人と、前日の193人から減少。

湖北省全体の新規感染者は114人だった。

中国本土の感染者は2日時点で累計8万0151人、死者は前日から31人増えて2943人となった。

新たな死者は31人全員が湖北省で確認され、うち24人は武漢市の患者だった。

新型ウイルス、中国本土の新規感染者が集計開始以降で最小
中国国家衛生健康委員会の3日の発表によると、中国本土で2日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は125人と、前日の202人から減少し、当局が1月に集計結果の公表を開始して以降で最小となった。

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
新型コロナウイルスへの対応を協議するため、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁は3日に緊急電話会議を開催する方向です。各国の個別対応に次ぎ、国際的な枠組みも利用した政策支援への期待から、週明けの米国株は急伸しました。悲観論が飛び交う中、経済や金融市場にとってぎりぎりの局面が続いています。以下は一日を始めるにあたって押...

 

本日の銘柄ニュース

トレンドマイクロ【4704】

トレンドマイクロは、軟調だった北米Pre=GAAPが2019年12月に底打ちした。

その後、他のエリアも堅調に推移しているため、業績拡大が期待できる。

特に大型案件のXDRの樹よが大きい。

サーバーやネットワーク、クラウドサークロード全体サポートへのニーズが高まっているため、今期は同社への需要も増加すると考えられる。

ただ、今期営業利益に関しては、会社計画が前期比0.0%、市場コンセンサス(IFIS)前期比5.2%増となっているが、会社計画は保守的。

同社の今期Pre-GAAP(繰延収益ほか、返品引当金を考慮する前の売上)が前期比1桁台後半を維持できればポジティブであると考えられる。

また、TippingPointののれん償却の負担が今期は減少することもポジティブであると考えられる。

 

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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