本日の相場見通し(2020年3月5日)

2020年3月5日の相場解説

3月4日の東京株式市場は、前日のNYダウが下落したことを受け、日経平均株価も下落。

円高が進行したことも、日経平均株価の上値抑制要因となった。

しかし、押し目買いも入ったことから、底堅い展開となった。

午後に入ると、米大統領選の予備選集中日に、民主党中道派のバイデン氏が優勢と伝わったことから、NYダウ先物が上昇。

これを受けて日経平均株価も上昇したが、利益確定売りに押された。

日経平均株価は前日比17円33銭高の21,100円06銭で取引を終えた。

不動産、情報通信、その他製品が強く、銀行、保険、海運が軟化した。

また、同日のNYダウは、この日発表のADP雇用統計や事前予想の前日比+17.0万人を上回る同+18.3万人となったことや、民主党指名候補の予備選で、中道派のバイデン氏が勝利したことを市場は好感し、NYダウは急反発した。

そのため、NYダウは前日比1173.45ドル安の27,090.86ドルで取引を終えた。

 

一方、ドル円は序盤、1ドル106円85銭まで軟化する場面もあったが、東京株式市場がスタートすると、年金による買いが入ったことから、1ドル107円30銭に浮上。

さらに、NYダウ先物や日経平均株価が上昇すると、ドル円は1ドル107円50銭台まで上げ幅を拡大した。

しかし、日経平均株価がマイナス圏に沈み、米10年債利回りが0.95%台まで低下すると、ドル円は1ドル107円20銭台に軟化した。

昼頃にNYダウが再び上昇に転じると、ドル円は再びドル買い優勢となったことから、1ドル107円40銭台まで浮上した。

その後、中国株が軟調に推移したことから、1ドル107円30銭台まで弱含んだが、欧州勢が参加する時間になると、NYダウの上昇を受けたドル買い優勢となり、1ドル107円69銭まで上値を伸ばす展開に。

ロンドン時間のドル円は、欧州株高、NYダウ先物が大幅高となる一方で、米10年債利回りが低下したことから、もみ合いが続いた。

ニューヨーク時間に入り2月の米ADP雇用統計が発表されると、事前予想の前月比+17.0万人を上回る、同+18.3万人となったことから、ドル円は1ドル107円49銭まで浮上。

米株式市場がスタートし、NYダウが上昇する一方で、ドル円はユーロ円などクロス円の下落の影響を受け、上値の重い展開に。

1ドル107円20銭台で推移した。

その後、米大統領選の民主党候補指名争いで、ブルームバーグ氏が撤退し、バイデン氏を支持する考えを示したことが伝わると、NYダウは上昇。

1,000ドル超高となったことに加え、米10年債利回りが1%台を回復。

ドル円は1ドル107円52銭近辺まで浮上した。

最終的にドル円は、1ドル107円08銭~107円18銭で取引を終えた。

 

本日の日経平均株価は、前日のNYダウが大幅上昇したことを受け、リスクオンの動きが強まると考えられる。

ただ、新型肺炎の感染拡大と日本経済への影響など懸念材料がくすぶっているため、このことがドル円の上昇を抑制しそうだ。

 

本日のトレンドニュース

NY株式市場 不安定な動き 専門家「回復までかなりの時間」【NHK】

新型コロナウイルスの感染拡大への懸念からニューヨーク株式市場は先週から株価が乱高下する不安定な動きが続いていますが、専門家は、株価回復まではかなりの時間がかかるという認識を示しています。

さらに、中央銀行による利下げや、各国政府による財政出動などでは株価の安定には十分ではないという指摘もしています。

株価の動向に詳しいシニアアナリストのハワード・シルバーブラット氏はまず、FRBの緊急利下げに関連して、今後も追加の利下げが行われるという見通しを示したうえで、「利下げによって市場への資金供給も増えるだろうし、政府が財政出動をすれば市民に還元もあるだろうが、市場が『底』と見ているのは新型コロナウイルスの感染が止まることだ」と述べ、金融政策や財政政策などでは株価の安定には十分ではないという認識を示しました。

アメリカ経済への影響について、シルバーブラット氏は、アメリカ経済の7割を「個人消費」が占めているため、学校の休業や工場の操業停止などが広がれば消費が冷え込み、一気に景気後退に陥る可能性があると指摘しました。

さらにシルバーブラット氏は株価が不安定な動きを続ける要素として、経済政策面で穏健なバイデン前副大統領と急進的なサンダース上院議員が争う11月の大統領選挙に向けた野党・民主党の候補者選びを挙げています。

そしてシルバーブラット氏は「これによっても株価は非常に不安定になっている。民主党の候補が決まることし7月の党大会まで続くかもしれない」と述べ、新型コロナウイルスの感染拡大に大統領選挙も絡んで、株価回復まではかなりの時間がかかるという認識を示しています。

NY株式市場 不安定な動き 専門家「回復までかなりの時間」 | NHKニュース
新型コロナウイルスの感染拡大への懸念からニューヨーク株式市場は先週から株価が乱高下する不安定な動きが続いていますが、専門…

 

今年の世界経済は成長加速見込めず IMF、見通し修正示唆【ロイター】

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は4日、新型コロナウイルスの急速な感染拡大に伴い、今年の世界経済は成長加速が見込めないという見方を示した。

専務理事は記者会見で、2020年の世界経済成長率が昨年の2.9%を上回ることはないと明言。

3.3%とした1月時点での見通し引き下げを示唆した。最新の見通しは数週間以内に発表するとした。

新型ウイルスへの協調対応が重要とした上で、IMFとして貧困国を対象に低金利融資を含む500億ドルの緊急融資枠を設けると表明した。

新型ウイルスの流行で世界経済が景気後退(リセッション)に陥る可能性については発言を控えた。

今年の世界経済は成長加速見込めず IMF、見通し修正示唆
国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は4日、新型コロナウイルスの急速な感染拡大に伴い、今年の世界経済は成長加速が見込めないという見方を示した。

 

感染拡大で原油値下がり 産油国が5日から減産を協議【NHK】

感染拡大で原油値下がり 産油国が5日から減産を協議 | NHKニュース
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で原油価格が急激に値下がりし低迷する中、サウジアラビアなど主な産油国は5日から会合を開…

 

NY外為市場=ドル地合い回復、堅調な指標で 大幅回復に懐疑的な声も【ロイター】

NY外為市場=ドル地合い回復、堅調な指標で 大幅回復に懐疑的な声も
ドル/円 NY午後 107.49/107.52 4時 始値 107.47 高値 107.66 安値 107.16 ユーロ/ドル NY 1.1135/1.1139 午後4時 始値 1.1146 高値 1.1148 安値 1.1096 ニューヨーク外為市場では、ドルの地合いが回復。前日は米連邦準 備理事会(FRB)の緊急利...

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
米国株は一転して急反発。米議会が新型ウイルス感染拡大への対策として、緊急歳出法案を超党派でまとめたことなどが好感されました。ダウ平均は先週初め以降、日中ないし終値ベースで上げ幅・下げ幅が1000ドルを超えた日がこの日を含めて5回という目まぐるしさ。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

 

本日のトレンド銘柄ニュース

ヤクルト【2267】

ヤクルトは、2020年度の中国での販売本数について、中国全体の販売数量の約1割を占める宅配チャネルが春節休暇以降3月1日まで販売が行われておらず、全体の販売数量の9割を占める店頭チャネルは現状も営業再開に至っていないため、販売数量は大幅に減少した。

ただ、店頭チャネルの約50%を占めるハイパーマートについては、営業時間短縮等本来の営業ができていないにもかかわらず、販売本数は回復傾向にある。

その結果、店頭チャネルの合計は前年並みまで回復している。

また、日本国内においても、ヤクルト1000が好調に推移していることに加え、新型肺炎の影響により、機能性食品へのニーズが高まっていることから、同社の店頭販売商品の売上も好調に推移している。

印象としてはポジティブ。

 

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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