本日の相場見通し(2020年3月12日)

2020年3月12日の相場解説

3月12日の日経平均株価は、NYダウ先物が下落したことを受け、マイナス圏で始まった。

プラス圏に転じる場面もあったが、リスク回避の動きが強まったことから、再びマイナス圏に沈むなど、値動きの荒い展開に。

後場に入ると持ち直したものの、終盤に入ると再び売りが強まり、下落して取引を終えた。

そのため、日経平均株価は前日比451円06銭安の19,416円06銭で取引を終えた。

電気・ガス、ゴム製品などが上昇し、サービス、不動産、医薬品、情報・通信が下落した。

また、同日のNYダウは、米国内での新型肺炎の感染拡大に加え、トランプ米大統領の経済対策の具体的な内容が明らかになっていないこと、また、それに対する米議会の異論などもあり、景気悪化への懸念から大幅下落。

午前中から1,000ドル超下落し、全面安となった。

また、WHOがパンデミックを宣言したことも相場の重しとなり、下げ幅を拡大した。

最終的にNYダウは前日比1464.94ドル安の23,553.22ドルで取引を終えた。

 

一方、東京時間のドル円は早朝、NYダウ先物が下げ幅を400ドル超まで拡大したことから、一時1ドル104円92銭まで下落。

東京株式市場がスタートし、日経平均株価がプラス圏を回復すると、1ドル105円20銭台まで浮上する場面もあった。

しかし、日経平均株価が再び軟化し、300円超下げ、NYダウ先物も570ドル近くまで下落すると、再びドル売り地合いに。

ドル円は1ドル104円66銭まで円高が進んだ。

その後も日本株安が続いたことから、ドル円はさらに水準を下げ、1ドル104円25銭まで下落する展開に。

後場の日経平均株価が400円超、NYダウ先物が700ドル超下落すると、ドル円は1ドル104円10銭まで円高が進んだ。

欧州勢が参加する時間に入ると、NYダウ先物が下落幅を縮め、米10年債利回りも低下幅を縮めたことからドル円には買い戻しが入り、1ドル104円50銭台まで切り返した。

ロンドン時間に入り、BOEが緊急利下げをしたことで英株価指数が反発したため、NYダウ先物の下落幅をさらに縮めると、ドル円は1ドル104円80銭台に浮上。

その後も上昇し、一時1ドル105円32銭まで強含む展開となったが、米10年債利回りの上げ渋りにより、1ドル104円後半に失速した。

さらに、NYダウ先物が再び弱含み、下げ幅を拡大すると、ドル円は1ドル104円40銭台に軟化。

ニューヨーク時間に入り、NYダウが1,000ドル超下落。

しかし、米10年債利回りが0.73%台まで低下幅を縮めたことから、ドル円の下値は堅く、じり高に。

さらに、米10年債利回りが上昇に転じると、ドル円は1ドル105円10銭台まで上昇したが、WHOが新型肺炎に関しパンデミック宣言を出したことから、1ドル104円80銭まで軟化した。

しかし、その後もドル円は底堅く推移し、1ドル104円90銭台まで浮上した。

終盤、NYダウが1,400ドル超下落すると、ドル円は1ドル104円50銭台に軟化。

最終的にドル円は、1ドル104円45銭~104円55銭で取引を終えた。

 

本日の日経平均株価は、前日のNYダウが大幅下落したことから、下落するとみられる。

注目したいのが、トランプ米大統領の演説である。

日本時間の10時頃に予定しているが、内容によっては株式市場をはじめとした各市場のボラティリティが高くなる可能性があるため、注意したい。

 

本日のニュース

ホンダ 中国 武漢の自動車工場 1か月半ぶりに生産再開【NHK】

新型コロナウイルスの感染者が最も多い中国 武漢で、ホンダは自動車を作る工場の生産を11日から再開しました。生産の再開は、およそ1か月半ぶりのことです。

武漢にあるホンダの自動車工場では、11日から一部の従業員が出勤し、生産設備の状況を確認しながら生産を再開しました。

当面は、通常より大幅に少ない台数の生産になるとしています。

当初、春節の大型連休が明ける先月上旬から生産を再開する計画でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大による地方政府の通知を受けて生産の停止が続き、再開はおよそ1か月半ぶりのことです。

また日産自動車は生産を停止している湖北省襄陽と河南省鄭州の工場について、今週中の生産再開を目指して準備を進めています。

日産の工場が生産を再開すれば、中国にある日本の自動車やトラックメーカーの工場はすべて再開することになります。

ただ、多くの工場では生産が再開できても従業員の出勤や部品の調達の状況を見ながらの生産が続いていて、本格的に生産が回復するにはなお時間がかかる見通しです。

ホンダ 中国 武漢の自動車工場 1か月半ぶりに生産再開 | NHKニュース
新型コロナウイルスの感染者が最も多い中国 武漢で、ホンダは自動車を作る工場の生産を11日から再開しました。生産の再開は、…

 

サウジアラムコ、エネルギー省が生産能力引き上げ指示=CEO【ロイター】

サウジアラビアのエネルギー産業鉱物資源省は国営のサウジアラムコに対し、生産能力を日量1200万バレルから同1300万バレルに引き上げるよう指示した。

同社のアミン・ナサール最高経営責任者(CEO)が声明で明らかにした。

声明は「サウジアラムコはできるだけ早くこの指示を実行に移すために最大限努力している」としている。

ナサールCEOは10日、サウジが4月の原油供給を日量1230万バレルに引き上げると発表。

ロシアが提案した話し合いを実質的に拒否した。

北海ブレント先物は0733GMT(日本時間午後4時33分)時点で1.2%安の1バレル=36.77ドルで取引されている。

サウジアラビアとロシアの対立により9日に原油相場は25%急落し、新型コロナウイルスの感染拡大ですでに打撃を受けていた世界の株式市場をパニックに陥れた。

サウジは過去数カ月間、産油量を日量970万バレル前後に維持してきたが、増産余力があるうえに、数億バレルの備蓄もある。

ロシア政府は同国の石油会社が日量30万バレル増産する可能性があり、最大で50万バレルの増産も可能との見方を示している。

サウジアラムコ、エネルギー省が生産能力引き上げ指示=CEO
サウジアラビアのエネルギー産業鉱物資源省は国営のサウジアラムコに対し、生産能力を日量1200万バレルから同1300万バレルに引き上げるよう指示した。同社のアミン・ナサール最高経営責任者(CEO)が声明で明らかにした。 声明は「サウジアラムコはできるだけ早くこの指示を実行に移すために最大限努力している」としている。 ナサ...

 

イラクの基地にロケット弾攻撃、米英の軍関係者が死亡=米当局者【ロイター】

イラクの首都バグダッド北方にあるタジ基地に11日、小型ロケット弾15発が撃ち込まれ、米軍関係者2人と英軍関係者1人が死亡し、10数人が負傷した。

米政府当局者2人がロイターに明らかにした。

攻撃を仕掛けたのが誰かはまだ不明。

イランの支援を受ける武装勢力による犯行との可能性があれば、米・イランの対立が再び激化する恐れがある。

米軍がイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を空爆で殺害し、イランが報復として米軍が駐留するイラク軍基地にミサイルを発射したことから、両国間では年初から軍事的な緊張が走ったが、本格的な衝突は回避していた。

イラクの基地にロケット弾攻撃、米英の軍関係者が死亡=米当局者
イラクの首都バグダッド北方にあるタジ基地に11日、小型ロケット弾15発が撃ち込まれ、米軍関係者2人と英軍関係者1人が死亡し、10数人が負傷した。米政府当局者2人がロイターに明らかにした。

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
米国株が再び急落です。ダウ工業株30種平均は前日比5.9%安、2月の高値からの下落率が20%となり弱気相場入りしました。引け間際にトランプ大統領は、新型コロナを巡る対応について11日夜に発表すると表明。どのような内容になるか注目されます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

 

本日の銘柄ニュース

神島化学工業【4026】

神島化学工業の2020年4月期3Qは減収減益。

3Q単独では営業利益が前年同期比50%減の1.9億円となった。

高級軒天ボードは好調であったものの、採算性を重視したことから、一部製品の販売が減少。

しかし、3Qでは建材事業も減価償却費が増加した。

そのため、建材事業の営業利益は同44%に減少。

また、化成品事業は2Qに引き続き減価償却費が増加したことに加え、修繕費の上積みにより、32%の営業減益。

会社は修繕費などの抑制により、営業利益の今期会社計画の達成を目指すとしているが、昨今の情勢を踏まえると、見通しは厳しいかもしれない。

印象としてはネガティブ。

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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