本日の相場見通し(2020年3月24日)

2020年3月24日の相場解説

3月23日の日経平均株価は、買い戻しの動きが優勢に。

個人投資家などによる買いが株価を下支えした。

そのため、日経平均株価は反発し、前営業日比334円95銭高の16,887円78銭で取引を終えた。

非鉄金属、保険、倉庫・運輸関連などが強く、空運、精密機器、小売りが軟調だった。

NYダウは新型肺炎の感染拡大と、それに伴う米与野党の対立による米国の経済対策の遅れを懸念し、続落。

そのため、NYダウは、前日比582.05ドル安の18,591.93ドルで取引を終えた。

 

東京時間のドル円は、序盤、1ドル111円25銭まで浮上したものの、NYダウが下落したことから、1ドル110円29銭まで下落。

東京株式市場がスタートすると、1ドル110円50銭台まで水準を戻した。

その後、FRBが中銀へのドル資金供給拡大を受け、ドル円は1ドル110円10銭台まで下落。

しかし、後場に入り日経平均株価が300円超上昇すると、1ドル110円20銭前後まで浮上した。

しかし、米10年債利回りが低下すると、ドル円は上値の重い展開に。

1ドル109円69銭まで弱含む展開となった。

終盤、欧州勢が参加する時間になると、ドル円は1ドル110円前半まで再び浮上。

現金化によるドル買いが継続したことから、ロンドン時間に入るとドル円は1ドル110円50銭台まで水準を上げた。

ニューヨーク時間に入ると、FRBが無制限量的緩和、企業や市政期間を支援する計画を示唆したことから安心感が広がり、リスク回避の動きが後退した。

そのため、ドル円は1ドル110円20銭まで円高が進んだが、その動きが一服すると、1ドル110円80銭台に持ち直した。

午後に入り、企業や機関投資家などがドルを確保する動きが強まると、ドル買いがさらに強まり、1ドル111円59銭まで浮上する場面もあった。

買い一巡後は、ドル円は1ドル111円10銭台まで水準を下げた。

最終的にドル円は、1ドル111円25銭~111円35銭で推移した。

 

本日の日経平均株価は、昨日のNYダウが軟調だったことが上値抑制要因になると考えられる。

しかし、円安が進行したことや、年金系資金や日銀のETF購入拡大が日経平均を下支えするだろう。

 

本日のトレンドニュース

赤字国債の追加発行検討へ コロナウイルスの経済対策で【NHK】

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた追加の経済対策について、大規模な対策を求める声が強まる中、政府は、対策の実行に必要な財源として、新たな借金に当たる赤字国債を追加で発行する方向で検討に入りました。

政府・与党内で検討が本格化している追加の経済対策では、消費を下支えするためとして国民への現金給付や商品券の配布などの案が出ているほか、企業の資金繰り支援の強化などが盛り込まれる見通しです。

リーマンショック直後の2009年4月に決定した経済対策では国の財政支出が15兆円余り、事業規模が56兆円余りでしたが、与党内からはこれを上回る規模を求める声が強まっています。

しかし経済対策を実行するため新年度に入って早々に補正予算を編成することになれば新年度予算案に計上している5000億円の予備費のほかに捻出できる財源は限られます。

このため政府は大規模な対策を実施するには新たな借金に頼らざるをえないとして、赤字国債を追加で発行する方向で検討に入りました。

ただ世界の債券市場では、大規模な財政出動による各国の財政悪化を懸念して国債が売られる動きが出ていて、どこまで赤字国債に頼ることになるのか投資家は注目してみています。

赤字国債の追加発行検討へ コロナウイルスの経済対策で | NHKニュース
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた追加の経済対策について、大規模な対策を求める声が強まる中、政府は、対策の実行に必要な…

 

インタビュー:東京五輪、IOCは来年への延期を明確に示唆=委員【ロイター】

国際オリンピック委員会(IOC)のディック・パウンド委員は23日、7月24日から開催予定の2020年東京五輪について、IOCの前日の声明には、新型コロナウイルス感染拡大を理由に来年に延期されるとの明確なメッセージが含まれていたと指摘した。

IOCは前日、緊急理事会後に出した声明で、東京五輪について延期も含めた対策を検討し4週間以内に結論を出すと表明していた。正式な決定はまだ下されていない。

IOC委員在任の期間が最長のパウンド氏(78)はロイターとの電話インタビューで「(延期)というのが私が得た結論だ」と説明。

「声明内のIOC専門用語を読み取れば、中止なら単に中止とするだろう。将来の計画がないからだ。従来通り(五輪を開催)するつもりならば声明をあらためて出す必要はない」と分析。

「日本の状況を見れば、首相も言及した『延期』という言葉が浮上している。4週間の猶予は恐らく、延期に向けた予備計画の策定に必要な期間だろう」とした。

同氏は、IOCが未計画の状態で東京五輪の来年への延期を発表していれば、さらなる混乱が生じていた可能性があると指摘。延期を決定する前に、日本の組織委員会や放送局、スポンサー、選手、スポーツ団体との調整が必要だとした。

「日本側と先ず協議し、開催の意思がまだあるのか確認する必要がある」と語った。

パウンド氏は、新型コロナを「6月あるいは7月までに封じ込めるのが不可能というのは明白で、年末までの終息もあまり見込めない。このため、1年間の延期は最善の臨時対応策に思える」と述べた。「誰も五輪の中止は求めていない」と続けた。

インタビュー:東京五輪、IOCは来年への延期を明確に示唆=委員
国際オリンピック委員会(IOC)のディック・パウンド委員は23日、7月24日から開催予定の2020年東京五輪について、IOCの前日の声明には、新型コロナウイルス感染拡大を理由に来年に延期されるとの明確なメッセージが含まれていたと指摘した。

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
米議会で景気対策法案の審議が進まず、米株式相場は続落。S&P500種株価指数はトランプ大統領の任期中での最安値を更新しました。しかし、暗いニュースばかりではありません。欧州での新型コロナウイルス感染の中心地であるイタリアで感染者数の伸びが鈍化し、米国で感染者が最も多いニューヨークでも先週は伸びが7割を超える日が目立ちま...

 

本日のトレンド銘柄ニュース

花王【4452】

花王は、2019年12月期の化粧品事業が増益となり、業績への貢献度が大きかったため、今回の新型コロナウイルスの感染拡大により、需要減少などにより化粧品事業に悪影響が出ると考えられていました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、国内市場では除菌関連製品の需要が高まっており、除菌ソープなど、除菌関連製品を販売している同社にとってはポジティブとなった。

また、今回の新型コロナウイルスの感染拡大により、中長期的にはアジア地域でも衛生意識が高まると考えられ、同社にとってはこれも追い風になると考えられる。

同社の株価は相場の地合いが悪いことから下落したが、これらのことを考慮すると、現在の株価は割安水準にあると考えられる。

印象としてはポジティブ。

 

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

おススメの証券会社

本日の相場
投資塾~今から始める株のお話~
タイトルとURLをコピーしました