本日の相場見通し(2020年3月31日)

2020年3月31日の相場解説

3月30日の日経平均株価は前週末のNYダウが下落したことを受け、軟調に推移した。

一時前週末比800円超下落する場面もあった。

終盤に戻したものの、終始軟調に推移した。

最終的に日経平均株価は前営業日比304円46銭安の19,084円97銭で取引を終えた。

電気・ガス、食料品、医薬品などが強く、空運、銀行、保険が軟調だった。

NYダウは、米国の新型肺炎に対する経済対策への期待感から上昇。

四半期末の前に持ち高調整による売買があったことも、株価の押し上げ要因となった。

最終的にNYダウは、前日比690.70ドル高の22,327.48ドルで取引を終えた。

 

東京時間のドル円は日経平均株価が下落したことから弱含みで推移し、1ドル107円37銭まで下落したが、仲値近辺で実需筋によるドル買いが入ると、1ドル107円77銭台まで浮上した。

しかし、再び売り優勢となり、1ドル107円10銭台まで下落する展開に。

年度末に伴う実需筋のドル売りが入ったことも、ドル円を下押しした。

午後に入ると日経平均株価の下落が一服したことや、NYダウ先物が持ち直したことから、ドル円は1ドル107円70銭近辺まで浮上。

後場の日経平均株価が下げ幅を縮小したことから、1ドル107円95銭近辺まで上値を伸ばした。

しかし買い戻しが一服すると、NYダウ先物が上げ幅を縮小したことから、ドル円は1ドル107円80銭近辺に水準を落とす展開に。

欧州勢が参入すると、米10年債利回りが上昇したことを受け、ドル円は1ドル108円25銭近辺まで上昇した。

ロンドン時間に入るとドル安は再び押し戻され、1ドル107円50銭台を割り込む水準に。

小幅に持ち直すと1ドル107円台半ばまで押し戻された。

その後、1ドル107円90銭台まで浮上したドル円はもみ合いが続いたが、NYダウ先物や日経平均先物が上昇すると、1ドル108円29銭まで浮上した。

NY時間に入るとドル円はNYダウが寄り付き後に下落したことから1ドル107円85銭まで下落。

その後ドル円は下げ渋り、1ドル108円近辺でもみ合いとなったが、上値の重い展開が続いた。

最終的にドル円は、1ドル107円76銭~107円86銭で推移した。

 

本日の日経平均株価は、前日のNYダウが上昇したことを受け、買い優勢になると考えられる。

新型肺炎に対する懸念が払しょくできていないことから、上値を追う展開にはなりにくいが、期末の実需筋によるドル買いが入ることにより円安になれば、日経平均株価の押し上げ要因になると考えられる。

 

本日のトレンドニュース

鉱工業生産 3か月連続上昇 感染拡大で3月は大幅低下の見込み【NHK】

企業の生産活動を示す2月の鉱工業生産指数は、前の月を0.4%上回り3か月連続で上昇しましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月以降は当面、厳しい状況が見込まれるとしています。

経済産業省が発表した2月の鉱工業生産指数は、2015年を100とした指数で100.2となり、前の月を0.4%上回って3か月連続で上昇しました。

これは、海外向けの半導体部品の生産などが増えたことによるものですが、新型コロナウイルスの感染拡大で中国からの部品の供給が遅れて自動車や冷蔵庫、コピー機などの生産は減少し、全体としては当初の見通しと比べて小幅な上昇にとどまりました。

また3月の見通しは5.3%のマイナスと大幅な低下を見込んでいます。

経済産業省は「先月は主に中国からの部品供給の遅れが生産の減少につながったが、今月以降は世界的な需要減少の影響が加わる。

生産の先行きは当面、厳しい状況が見込まれる」と話しています。

鉱工業生産 3か月連続上昇 感染拡大で3月は大幅低下の見込み | NHKニュース
【NHK】企業の生産活動を示す2月の鉱工業生産指数は、前の月を0.4%上回り3か月連続で上昇しましたが、新型コロナウイルスの感染拡…

 

エアバス、生産再開が2割どまりも 労働力・部品不足で=関係筋【ロイター】

欧州航空機大手エアバス(AIR.PA)は、新型コロナウイルスの世界的流行に起因する労働力および航空機部品の不足に直面しており、一部工場の操業停止が続くなか、航空機生産は当面、通常の10─20%程度までしか回復しない可能性がある。

業界や労組の関係筋が明らかにした。

なかでも、ワイドボディー(双通路)機は最も大きな影響を受けている。

新型コロナ危機が世界の航空業界に打撃を与えるなか、アジアの長距離国際便市場を中心に、ワイドボディー機への需要が低迷するとみられているからだ。

エアバスは欧州各地に工場を持っており、フランスとスペインの工場は操業を4日間停止後、1週間前に再開していた。

しかし、スペイン政府が新型コロナ対策で全土封鎖を強化したのを受け、同社は30日、機体の尾部を生産するスペインの工場を再び4月9日まで停止すると発表した。

同社はまた、英国とドイツでの航空機の翼の生産も3週間停止するとしている。

労組関係者は30日、仏南部トゥールーズにある本社工場で勤務に就く従業員は全体の10─12%にとどまっていると推計。

業界関係者は15%近い従業員が勤務していると指摘した。

エアバスは取材に対し、2020年の業績目標を取り下げたとあらためて述べた。

仏政府は、大規模な信用保証や中小企業支援策を通じて、国内経済の戦略的に重要な部門の活動を維持する取り組みを進めているが、業界筋によると、航空機のサプライチェーン(供給網)全体で部品不足が続いているという。

特に状況が悪いのはエアバスや競合する米ボーイングと直接取引がある下請け会社から注文を受ける孫請けあるいはひ孫請け企業だ。

ある幹部は「フランスのサプライチェーンは一時、ほぼ半分が閉鎖した。

ただ、状況は改善している」と述べた。

航空機エンジン大手の仏サフラン(SAF.PA)は前週、エアバスへのエンジン供給は継続しており、2─3週間分の部品を確保していると明らかにしていた。

ただ、同社の最高経営責任者(CEO)は、サプライチェーンのさらに下流に多少の問題があると述べていた。

エアバス、生産再開が2割どまりも 労働力・部品不足で=関係筋
欧州航空機大手エアバスは、新型コロナウイルスの世界的流行に起因する労働力および航空機部品の不足に直面しており、一部工場の操業停止が続くなか、航空機生産は当面、通常の10─20%程度までしか回復しない可能性がある。業界や労組の関係筋が明らかにした。

 

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ニューヨークをはじめ外出が原則禁止されている米国の大都市では、警察に助けを求める緊急電話が急減したという明るいデータがあります。特に空き巣や強盗が減ったようです。その一方で、家庭内暴力は急増しています。外出という自由の喪失や経済的負担、先行き不安というストレスは、暴力という形で身近にいる弱者に向けられます。以下は一日を...

 

本日の銘柄ニュース

ライオン【4912】

ライオンは、衛生・除菌関連商品を扱っているが、同社の除菌ハンドソープは日本でトップシェアを誇る。

新型肺炎の流行により、同社の除菌ハンドソープは需要が増加し売れ行きが好調となっている。

新型肺炎の流行が収束した後も手洗い習慣は残ると考えられるため、同社の除菌ハンドソープの需要は堅調に推移するとみられる。

また、新型肺炎はアジア諸国にも広がっており、手洗い習慣が広がることからアジアにも展開する同社は恩恵を受けるとみられる。

それに加え、同社は合成洗剤を使用した製品を取扱っていることから、原油価格の下落もポジティブ。

同社の株価はこのところの下降相場の影響を受け低迷し、やや回復しているものの、同社の業績好調を織り込んではいないとみられる。

印象としてはポジティブ。

 

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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