本日の相場見通し(2020年4月2日)

2020年4月2日の相場解説

4月1日の日経平均株価は各国の新型肺炎の感染拡大と経済対策への期待感が入り混じったことに加え、この日発表の中国の3月製造業PMIや同非製造業PMIが事前予想を上回り、2月から大幅に改善したことが好感され、強含みで推移した。

しかし、後場になると買いは収束し、マイナス圏に転落。

下げ幅を拡大するなど軟調に推移した。

最終的に日経平均株価は前営業日比167円96銭安の18,917円01銭で取引を終えた。

鉱業、石油・石炭などが強く、鉄鋼、銀行、輸送用機器、卸売り、陸運が軟調だった。

NYダウは、新型肺炎の死者数が急増するとの見通しが前日夜にトランプ米大統領や米政府当局者から言及されたことが重しとなり、下落。

前日比973.65ドル安の20,943.51ドルで取引を終えた。

 

東京時間のドル円は、FRBが海外の中央銀行にドルを供給する緊急措置を決定したことで、米10年債利回りが低下し、ドル売り優勢に。

対オセアニア通貨でドル高が進んだ影響から、序盤は1ドル107円76銭まで浮上する場面もあったが、上値は重く、1ドル107円40銭台に沈んだ。

東京株式市場がスタートすると、日経平均株価が400円近く下落したことから、1ドル107円20銭台に軟化。

仲値近辺で1ドル107円58銭近辺まで下げ渋る場面もあったが、上値は重く下落した。

しかし、ドル売りが一服すると、ドル円は1ドル107円90銭台まで浮上する展開に。

その後はもみ合いが続き、ドル円は1ドル107円70銭台で推移したが、後場の終盤、日経平均株価が一時1000円超下げ幅を拡大すると、1ドル107円30銭台に軟化した。

欧州勢が参入すると、対ユーロでドル高が進んだことからドル円は1ドル107円60銭台まで下値を切り上げた。

ロンドン時間中のドル円はもみ合いが続き、1ドル107円60銭台で小動きとなった。

ニューヨーク時間に入っても、ドル円はドル売り優勢となった。

3月米SIM製造業景況指数が事前予想の45.0を上回る49.1となったもののドル売りの流れは続き、ドル円は1ドル107円08銭に下落。

さらに、NYダウが700ドル超下げると、ドル円は1ドル107円00銭に水準を下げた。午後に入ると、日経平均株価が下げ幅を200円超に拡大したことが嫌気され、ドル円は1ドル108円20銭台まで下落。

そこからもみ合いが続いたが、欧州勢が参入する時間になると、期末のロンドンフィキシングでのドル買いへの期待感から円安が進み、1ドル108円50銭台に浮上した。

東京都が新たに78人の新型肺炎の感染を確認したと発表した場面では、1ドル108円10銭を割り込む水準まで下げたが、その後持ち直すと1ドル108円60銭台まで反発。

欧州株が全面高となると、ドル円は1ドル108円70銭台に浮上した。

ニューヨーク時間に入り、NYダウ先物が一時200ドル近く下落すると、ドル円は1ドル108円20銭台まで下落。

さらに、NYダウが下落したことに加え、FRBが海外の中央銀行にドルを供給する緊急措置を決定すると、米10年債利回りが低下したため、ドル円は1ドル107円80銭台まで下落した。

それに加え、ロンドンフィキシングに絡んだ円買い・ドル売りも、ドル円の下押し要因となったため、ドル円は1ドル107円50銭台を割り込む水準に。

1ドル107円70銭台まで回復したものの上値は重く、NYダウが1,000ドル安超下落すると、1ドル106円98銭まで円高が進んだ。

その後は1ドル107円10銭を挟んで小動きとなり、最終的にドル円は、1ドル107円10銭~107円20銭で推移した。

 

本日の日経平均株価は、前日のNYダウが下落したことを受け、軟調に推移すると考えられる。

円高が進んだことも、重しとなるだろう。

 

本日のトレンドニュース

大手デパート各社の3月売り上げ リーマンショック上回る下落 【NHK】

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大手デパート各社の先月の売り上げは、去年の同じ時期と比べて最大で40%程度減少し、リーマンショックや東日本大震災直後を上回る大幅な落ち込みとなりました。

大手デパート各社は1日<先月の売り上げの速報値を発表しました。

それによりますと、

▽大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ.フロント リテイリングが41.4%減少したほか、

▽阪急阪神百貨店が38.1%、

▽三越伊勢丹ホールディングスと高島屋が35.1%、

▽そごう・西武が31.9%、

それぞれ大幅に減少しました。

いずれもリーマンショックや東日本大震災の直後よりも大幅な下落となり、各社とも確認できる範囲では過去最大の落ち込みだとしています。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大で、外国人旅行者の免税売り上げが各社とも大幅に減少したことや国内で外出を控える動きが広がり来店客が減ったこと、それに店舗によっては臨時休業や営業時間の短縮を行ったことなどによるものです。

デパートの担当者の1人は「非常に厳しい状況だ。今は安心安全な店舗の運営に努め、新型コロナウイルスの感染が収まるのを待つしかないのではないか」と話しています。

大手デパート各社の3月売り上げ リーマンショック上回る下落 | NHKニュース
【NHK】新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大手デパート各社の先月の売り上げは、去年の同じ時期と比べて最大で40%程度減少し、リ…

 

日銀短観 急速に悪化 6月調査では一段と厳しい景気判断も【NHK】

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で企業の景気判断が急速に悪化していることが日銀が1日発表した短観=企業短期経済観測調査でわかりました。ただ、世界各地で外出や移動の制限が強化され、影響はさらに深刻化するとみる専門家も多く、次の6月の調査では一段と厳しい景気判断も予想されます。

1日発表された日銀の短観では、大企業製造業の景気判断の指数が0ポイントからマイナス8ポイントに下がり、7年ぶりにマイナスとなりました。

また、大企業の非製造業の指数も下がり、中でもホテルや旅館、飲食店が入る「宿泊・飲食サービス」は外国人旅行者の著しい減少などが響いて過去最低のマイナス59に急落し、新型コロナウイルスの影響で企業の景気判断が急速に悪化していることが明らかになりました。

ただ、今回の調査は先月上旬までに7割の企業が回答を済ませ、感染拡大が欧米で深刻化し経済活動が停滞している現状が反映されていない可能性があります。

世界各地で外出や移動の制限が強化され、今後、輸出や生産などがさらに落ち込み、経済への影響はますます大きくなると多くの専門家がみています。

次の短観の調査はことし6月に行われますが、国内でも感染拡大が続き、さまざまな自粛が要請される中、一段と厳しい景気判断も予想されます。

日銀短観 急速に悪化 6月調査では一段と厳しい景気判断も | NHKニュース
【NHK】新型コロナウイルスの感染拡大の影響で企業の景気判断が急速に悪化していることが日銀が1日発表した短観=企業短期経済観測調査…

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたい厳選ニュース
およそ2500個の骨つぼを積んで武漢の葬儀場に乗り付けた大型トラック。この写真が中国のソーシャルメディアで話題になり始めたのは、先週のことです。新型コロナウイルス感染(COVID19)で亡くなった人の遺骨受取所に指定された葬儀場の一つには、連日こうしたトラックから大量の骨つぼが搬入されていたと中国メディアの財新は報じて...

 

本日のトレンド銘柄

KeePer技研【6036】

KeePer技研の2020年3月の直営店全店の売上高は、前年同月比10.9%増、直営既存店の売上高は同9.9%増となった。

新型肺炎の感染拡大の影響を受け、来店台数は同11.6%減と減少したものの、2019年12月から強化している高単価メニューへの移行が進んだことから、平均単価が同24.3%増と上昇し、来店台数の減少を吸収した。

また、2020年2月末より投入した新車用メニュー「EXキーパー」の施工台数が181台と順調に伸びたことも平均単価を押し上げた模様。

印象としては、ポジティブ。

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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