本日の相場見通し(2020年4月27日)

2020年4月27日の相場解説

4月24日の日経平均株価は、前日のNYダウの下落を受けて、軟調に推移。

週末のポジション調整による売りを消化できず、下落したため、前日比167円44銭安の19,262円00銭で取引を終えた。

NYダウは、トランプ米大統領が追加の中小企業支援策や感染検査体制の整備費用を盛り込んだ新たな経済対策法案に署名したことや、WTI原油先物が上昇したことを受け、続伸してスタートした。

しかし、WTI6月物が伸び悩んだことから、NYダウは上昇幅を縮小した。

しかし、午後に入ると米ギリアド・サイエンシズのレムデシビルの初回の治験に関し、ロイター通信が5月中旬に中国での大規模治験の結果が判明すると報道。

これを好感し、NYダウは終盤にかけて上昇した。

最終的にNYダウは、前日比260.01ドル高の23,775.27ドルで取引を終えた。

 

東京時間のドル円は、序盤、1ドル107円55銭まで下落した。

東京株式市場がスタートし、仲値近辺ではこの日が実質的な五十日(ごとおび)であったことからドル買いが入ったため、ドル円は1ドル107円76銭まで浮上。

しかしその後は上値が重くなり、再び1ドル107円50銭台まで下落した。

午後に入ると1ドル107円60銭台までドルが買い戻されたものの、翌週のFOMCや日銀の金融政策決定会合を前に積極的な売り買いを手控える向きが強いことから動意が薄く、ドル英は小動きとなった。

欧州勢が参入すると、対欧州通貨でドル買いが強まったことから、ドル円は1ドル107円74銭まで浮上する場面もあった。

ロンドン時間もドル円はもみ合いに。

方向感に欠ける動きが続き、1ドル107円60銭台~70銭台で推移したが、ニューヨーク時間が近づくと、1ドル107円50銭台を割り込むなど、弱含む場面もあった。

ニューヨーク時間に入ると、3月の米耐久財受注額が事前予想の前月比-12.0%を下回る同-14.4%となったものの、GDPの算出に用いられる3月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)の速報値が前月比-0.2%と事前予想の同-7.0%を大幅に上回る結果となったことから、予想よりも今年1月-3月の米GDPは落ち込まないのではとの向きが強まり、ドル円は堅調に推移。

また、この日発表された4月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が速報値の71から上方修正されて71.8となったことが好感され、ドル円は1ドル107円55銭まで強含んだ。

しかし、マラリア治療薬のクロロキンに関し、FDA(米食品医薬品局)が利用を警告したとの報道があったことから、リスクオフが再燃し、NYダウが下落。

ドル円も円高が進み、1ドル107円37銭まで軟化した。

その後、NYダウが持ち直すと、ドル円は1ドル107円50銭に設定されているドルプットオプションが意識され、小幅に推移。

最終的にドル円は、1ドル107円47銭~107円57銭で取引を終えた。

 

本日の日経平均株価は、前日のNYダウが上昇したことがポジティブ材料となるものの、利益確定売りに押される展開になると考えられ、上昇は限定的なものにとどまるだろう。

また、ドル円の反応が鈍いことが下押し材料になると考えられる。

 

本日のトレンドニュース

重症患者向けの人工呼吸器を日本光電が国内生産へ 新型コロナ【NHK】

人工呼吸器を手がける日本光電は、重症患者向けの機器の国内での生産に乗り出すことになりました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、厚生労働省が審査の手続きにかかる時間を大幅に短縮した初めてのケースとなります。

発表によりますと、日本光電は24日、アメリカで生産している重症患者向けの人工呼吸器を国内で製造・販売する承認を厚生労働省から得ました。

これを受けて会社は、部品の調達などで自動車メーカーや電機メーカーからも支援を受け、近く、群馬県富岡市の工場で年間、数百台程度の生産を始める計画です。

ことし7月の販売開始を目指しているということです。

人工呼吸器は海外からの輸入が9割以上を占めていて、新型コロナウイルスの感染拡大で不足が懸念されています。

このため、厚生労働省は国内での増産に向けて必要な審査手続きを迅速化する方針を決め、今回はこの方針を初めて適用して、通常4か月ほどかかる審査を4日に短縮したということです。

重症患者向けの人工呼吸器を日本光電が国内生産へ 新型コロナ | NHKニュース
【NHK】人工呼吸器を手がける日本光電は、重症患者向けの機器の国内での生産に乗り出すことになりました。新型コロナウイルスの感染拡大…

 

マスクや不織布 生産増強へ 王子 新型コロナウイルス【NHK】

製紙大手の王子ホールディングスは、子会社の生産設備を増強するなどして新型コロナウイルスの感染拡大で不足が続いているマスクや、医療用ガウン向けの不織布を供給していくことを決めました。

発表によりますと、王子ホールディングスは、香川県にある子会社の工場のクリーンルームに新たに生産設備を導入し、ことし6月下旬から不織布を使ったマスクを生産します。1か月当たりおよそ200万枚の生産を見込んでいるとしています。

また、別の子会社が紙おむつ向けに愛知県で生産している不織布の一部を今後、医療用ガウン向けに供給していくということです。

来月中旬から、1か月当たり医療用ガウンおよそ80万着分の不織布を生産する方針です。

マスクや医療用ガウン向けの不織布は国と調整して供給先を決めるということで、王子ホールディングスは、「新型コロナウイルスの早期収束に向けて少しでも貢献できることを今後も検討していきたい」としています。

 

三菱電機 医療用マスク10万枚寄付へ来月から生産

 

一方、三菱電機は、備蓄している「N95」と呼ばれる医療用のマスクおよそ10万枚を国内の医療機関に寄付することを決めました。

また、兵庫県尼崎市と名古屋市にある生産拠点で、飛まつから身を守るために顔を覆うフェイスガードを来月中旬から生産します。

当面、フェイスガードは自社で使用し、外部からの調達を減らすことで医療機関への安定供給につなげたいとしています。

マスクや不織布 生産増強へ 王子 新型コロナウイルス | NHKニュース
【NHK】製紙大手の王子ホールディングスは、子会社の生産設備を増強するなどして新型コロナウイルスの感染拡大で不足が続いているマスク…

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
経済活動の再開について、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は、「やってはいけないのは、制御不能な感染拡大の復活をもたらすことだ」とくぎを刺しています。製造業が生産を再開しても、外出して商品を購入する消費者が不在であれば、V字型回復は望めないとの指摘もあります。新型コロナウイルスのワクチンが普及する...

 

本日のトレンド銘柄ニュース

吉野家ホールディングス【9861】

吉野家ホールディングスは、新型肺炎感染拡大の影響を受け、売上や営業利益が減少するとみられています。

ただ、同社は緊急事態宣言が出た4月の既存店売上高は前年比1%減にとどまっている模様。

その理由として、テイクアウトが元々可能で、緊急事態宣言が出て、店内での飲食は時短対応となった後も、テイクアウト比率が通常の3割から直近では5割まで拡大していること、元々ファストフード形態で店内滞在時間た短く、感染リスクが比較的少ないと捉えられていること、また、在宅ワーカーの昼食需要を取り込める郊外ロードサイド比率が約6割と高いため、外出控えの続く現在も、公共交通機関を使わず、自家用車や自転車などで行けることが考えられる。

そのため、想定よりも業績の下押しは小さいと考えられるものの、同社株が上昇するには、既存店の増収が必須と考えられるため、印象としてはニュートラル。

 

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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