本日の相場見通し(2020年4月28日)

2020年4月28日の相場解説

4月27日の日経平均株価は、前週末の米株高を受けて強含む展開に。

日銀が金融政策決定会合で追加緩和を発表すると、マイナス金利の悪影響が和らぐとの見方から、銀行株を中心に上昇した。

最終的に日経平均株価は、前週末比521円22銭高の19,783円22銭で取引を終えた。

NYダウは、感染が深刻なニューヨーク州が業種や地域ごとに外出制限を段階的に緩和するとの計画を示し、他の州についても規制を解除していく方針であることから、経済活動の再開への期待が集まり、買い優勢に。

最終的にNYダウは、前週末比358.51ドル高の24,133.78ドルで取引を終えた。

 

東京時間のドル円は、序盤、1ドル107円40銭台まで軟化した。

東京株式市場がスタートし、仲値近辺でドル買いが入ったことから、ドル円は1ドル107円62銭まで浮上。

しかしその後は日銀の金融政策決定会合を前に、小動きとなった。

日銀が金融政策決定会合で当座預金のうち政策金利残高に対する0.1%のマイナス金利を維持することを決定し、国債購入額をこれまでの「年80兆円めど」をてっぱいし、無制限の購入策を打ち出した。また、CP、社債の買い入れ枠の拡大も決定した。

しかし、事前の日経観測記事とほぼ同じ内容だったことから内容にサプライズはなく、会合終了後は材料出尽くしでドル売り優勢に。

ドル円は1ドル107円05銭まで軟化した。

欧州勢が参入すると、ドルが買い戻されたため、ドル円は1ドル107円20銭台まで浮上したが、ロンドン時間に入るとユーロドルが底堅く推移したことから、ドル円には下押し圧力がかかり、1ドル107円10銭台まで円高が進んだ。

NY時間に入ると、WTI原油先物相場が大幅下落したことから、カナダドルが下落。

ドル円もその影響を受けて1ドル107円01銭まで弱含んだ。

ニューヨーク時間がスタートすると、NYダウが伸び悩んだことからドル円は1ドル106円99銭まで円高が進む展開に。

しかし、1ドル106円90銭のサポートラインが意識されると買い戻されて、ドル円は1ドル107円35銭まで値を戻した。

その後はドル円は1ドル107円台前半で小動きとなった。

最終的にドル円は、1ドル107円22銭~107円32銭で取引を終えた。

 

本日の日経平均株価は、前日のNYダウが上昇したことがポジティブ材料となるものの、利益確定売りに押される展開になると考えられ、上昇は限定的なものにとどまるだろう。

また、ドル円の反応が鈍いことが下押し材料になると考えられる。

 

本日のトレンドニュース

日立金属が検査不正 自動車部品など数値書き換えや未検査出荷【NHK】

大手金属メーカーの「日立金属」は自動車や電気製品などに使われる一部の製品について、品質を保証する書類で数値を書き換えるなどの、不正を行っていたことを明らかにしました。製品の納入先は延べおよそ170社に上りますが、現時点では安全性に問題があったという報告はないとしています。

日立金属の発表によりますと、自動車部品に使われる特殊鋼や電気製品やロボット用のモーターなどに使われる磁石製品で、品質を保証するために納入先に提出する書類の数値を書き換えたり、必要な検査を行わずに出荷したりする不正があったということです。

ことし1月に匿名の情報提供を受けて調べた結果、不正は少なくとも10年以上前から行われ、管理職も含めた複数の社員が関与していたということです。

納入先は延べおよそ170社に上るということですが、日立金属は納入先に正しい書類を提出し、現時点では製品の安全性に問題があったという報告はないとしています。

電話で会見を行った日立金属の西山光秋会長は「多くの方々に多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません」と陳謝しました。

会社では外部の弁護士でつくる調査委員会を設置して原因究明を急ぎ、社内処分を検討するとしています。

エラー|NHK NEWS WEB

 

新型コロナのワクチン開発へ 年内臨床試験で調整 塩野義製薬【NHK】

製薬大手の塩野義製薬が新型コロナウイルスのワクチンの開発に乗り出すことを決めました。年内には臨床試験を始め、来年以降できるだけ早く1000万人規模の提供が可能となるよう体制を強化したいとしています。

発表によりますと塩野義製薬は、国立感染症研究所と協力して「組み換えタンパク」と呼ばれる技術を活用したワクチンの開発を始めます。

最優先で取り組むプロジェクトとして資金や人員を集中的に投じ、年内には人に投与する臨床試験を始めるため、厚生労働省などと調整を進めています。

会社ではワクチンの承認を受けたうえで来年以降、できるだけ早く1000万人規模の提供が可能となるよう、量産化に向けた体制を強化する方針です。

「組み換えタンパク」は、遺伝子情報を組み換えてウイルスに対する免疫を獲得させるタンパク質を製造する技術で、開発から量産までの期間が短いのが特徴だということです。

WHO=世界保健機関によりますと、新型コロナウイルスのワクチンの開発をめぐっては、中国やアメリカの研究機関や企業などが、すでに臨床試験を進めています。

国内でも東京大学と製薬大手の第一三共のグループや、大阪大学などのグループが開発に乗り出していて、国産ワクチンの提供を目指す動きも活発になっています。

新型コロナのワクチン開発へ 年内臨床試験で調整 塩野義製薬 | NHKニュース
【NHK】製薬大手の塩野義製薬が新型コロナウイルスのワクチンの開発に乗り出すことを決めました。年内には臨床試験を始め、来年以降でき…

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
各国・地域で経済活動再開の動き、あるいは再開に向けた具体的な話が増えていることを背景に、欧米の株式相場は上昇しました。皆が息を潜めているような状況に少しずつ変化が生じてきていますが、つい先日まで爆発的な感染が報告されていた国々の活動再開がどのような状況を招くかは不明瞭です。S&P500種は3月の安値から25%余り戻しま...

 

本日のトレンド銘柄ニュース

京セラ【6971】

京セラの2020年3月期は減収増益。

売上高、営業利益ともに会社計画を下回った。

新型コロナウイルスの影響が大きかったと考えられる。

また、子会社のAVXにおける訴訟関連費用、経営統合費用も業績の押下げ要因になったと考えられる。

しかし、同社株は1株あたりネット金融資産が約4,500円。

そして、PBRは0.8倍となっている。

同業他社と比較してもディフェンシブと考えられ、今後の下落は限定的と考えられる。

2021年3月期に関しては、2Q以降は新型コロナウイルスの影響が徐々に軽減されると考えられる。

なお、切削工具や電子部品、ドキュメント機器などが新型コロナウイルスの影響を顕著に受けている模様。

一方で、デジタルコンシューマー関連部品は5Gを中心に堅調、SPE関連部品も堅調。

印象としてはニュートラル。

 

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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