本日の相場見通し(2020年5月15日)

2020年5月15日の相場解説

5月14日の日経平均株価は、前日のNYダウが米国の景気先行き不安から下落したことを受けて、軟調に推移し、2万円を割り込んだ。

そのため、日経平均株価は前日比352円27銭安の19,914円78銭で取引を終えた。

NYダウは、パウエルFRB議長が景気の先行きについて不確実性が非常に高く、大きな下振れリスクにさらされていると発言したため、新型肺炎の感染拡大による影響が長期化するとの懸念から、続落。

前日比516.81ドル安の23,247.97ドルで取引を終えた。

東京時間のドル円は、序盤、1ドル107円00銭近辺で小動きとなった。

東京株式市場がスタートし、日経平均株価やNYダウ先物が下落すると、円買い優勢に。

ドル円は1ドル106円82銭まで下落した。

午後に入っても日経平均株価が軟調に推移し、2万円割れとなったことから円高が進行。

ドル円は1ドル106円70銭台に下落した。

欧州勢が参入すると、ドル円は下げ渋る展開に。

NYダウ先物が一時プラス圏に浮上したことから、ドル円は1ドル106円90銭台まで浮上したものの、上値の重い展開となった。

ロンドン時間のドル円は動意に乏しい展開となり、1ドル106円80銭台で小動きとなった。

しかし、トランプ米大統領がFOXビジネスとのインタビューで「現在、強いドルを持っていることは良いことだ」と発言したことが報じられると、ドル円は1ドル107円台を回復し、1ドル107円10銭まで浮上した。

しかし、トランプ米大統領が中国に対し、今回の新型肺炎の対応について「失望した」「(習近平国家主席との関係は良好だが)今は話したくない」と言及したことが報じられると、NYダウが下落。

23,000ドル割れとなる水準まで下落したため、ドル円は再び1ドル106円78銭まで下落した。

終盤、新型肺炎対策で米政府が第4弾の支援策を検討との報道がされると一転してリスクオフムードが後退し、ドル円は1ドル107円37銭まで上昇。

最終的にドル円は、

しかし、NYダウ先物がプラス圏に転じると、日経平均株価が下げ幅を縮小したため、午後に入るとドル円は1ドル107円20銭台まで浮上する場面もあった。

しかし、そこからの戻りは鈍く、ドル円は1ドル107円10銭台まで再び軟化した。

さらに、欧州勢が参入するとドル円は円高が進み1ドル107円00銭近辺まで軟化。

ロンドン時間中にはドル売りが強まったことから、ドル円は1ドル106円88銭まで弱含んだ。

ニューヨーク時間に入ると、4月の米生産者物価指数が事前予想の前月比-0.5%を下回る同-1.3%に。

さらに、NYダウ先物とNY原油先物が堅調に推移したことから米10年債利回りが低下し、ドル円は1ドル106円74銭に軟化。

しかし、パウエルFRB議長がマイナス金利に否定的な見解を示したため、ドルが買い戻され、1ドル107円1銭まで浮上した。

その後、ドル円はもみ合いとなり、1ドル107円00銭前後で小動きとなったが、NYダウが400ドル超下落すると再び1ドル106円台に下落。

しかし、米財務省が過去最大の220億ドル規模の30年債入札を実施し、低調な結果になると米10年債利回りが上昇。

これを受けてドル円は1ドル107円台に浮上した。

ドル円は一時1ドル107円17銭まで下げ幅を拡大したものの、パウエルFRB議長が景気について悲観的な見通しを示したことからNYダウが下落したため、再び1ドル106円台に下落。

その後は1ドル107円00銭前後で小動きとなった。

最終的にドル円は、1ドル107円00銭~107円10銭で取引を終えた。

本日の日経平均株価は、米国の景気先行きの不安から、上値の重い展開になりやすいと考えられる。

本日のニュース

ユニ・チャーム 1月~3月決算 マスク需要などで51%増益【NHK】

大手日用品メーカー、「ユニ・チャーム」のことし1月から3月までの決算は新型コロナウイルスの感染拡大でマスクや除菌用のウエットティッシュなどの需要が大幅に増えたことから、最終的な利益が前年の同じ時期よりおよそ50%増えました。

ユニチャームのことし1月から3月までの決算は売り上げが前年の同じ時期に比べて9%増えて1837億円、最終的な利益は51.3%増えて192億円と増収増益となりました。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い国内でマスクや除菌用ウエットティッシュといった衛生用品需要が大幅に伸びたことに加え、海外でも備蓄を目的とした生理用品や紙おむつの需要が拡大したためです。

今後の見通しについて、会社ではマスクなど、衛生用品の需要は引き続き高い状態が続くとして、ことし1年間の業績については売り上げが前年より6.4%増え、最終的な利益も36.6%増えて630億円になる見通しだとしています。

ユニ・チャーム 1月~3月決算 マスク需要などで51%増益 | NHKニュース
【NHK】大手日用品メーカー、「ユニ・チャーム」のことし1月から3月までの決算は新型コロナウイルスの感染拡大でマスクや除菌用のウエ…

IEA 石油の需要予測 やや引き上げ 各国で経済活動再開【NHK】

各国で新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるために制限されていた経済活動を再開する動きが広がり始めたことを受けて、IEA=国際エネルギー機関は、ことしの石油需要の予測を4月の時点よりやや引き上げました。

ことし1年の世界全体の石油需要についてIEAは先月の時点で、去年と比べて日量930万バレル、率にして9%余り減少するとの見通しを示していました。

その後、各国で外出や経済活動の制限を緩和する動きが想定よりも早く広がり始めているとして、14日に発表した新たな予測では、減少幅を日量860万バレルに縮小しました。

一方、供給量は主な産油国が減産に乗り出したことから今月は9年ぶりの低い水準になる見込みです。

こうしたことから先月、供給過剰への懸念が強まって先物価格が一時、マイナスになるなど大きく混乱した国際的な原油市場はこのところ落ち着きをみせています。

ただ、前年に比べた需要の減少が過去最大の規模になる見通しであることは変わっていません。

IEAはこのまま市場が安定するかは不透明だとしていて、感染が再び急拡大しないようにしながら経済活動を軌道にのせていけるかが最大の課題になると指摘しています。

IEA 石油の需要予測 やや引き上げ 各国で経済活動再開 | NHKニュース
【NHK】各国で新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるために制限されていた経済活動を再開する動きが広がり始めたことを受けて、IEA=…

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
1995年にルービン財務長官が「米国の国益にかなう」と述べて以降定着した「強いドル政策」。歴代政権の政策を片っ端からひっくり返す勢いだったトランプ大統領はこれまで、その逆を行くドル高批判を展開してきました。しかしこの日は、ドルを買うにはうってつけのタイミングだと発言。ドイツ銀行のアラン・ラスキン氏は新型コロナウイルスの...

本日の銘柄ニュース

NOK【7240】

NOKの2021年3月期は減収減益。

売上高は前年比6.4%減、営業利益は同48.0%減となり、売上高はほぼ会社予想並み、営業利益は会社予想を若干上回った。

新型肺炎の影響を大きく受けたものの、4Q単独では前年同期の営業赤字から25.6億円の黒字を確保。

経費削減効果が出たものと考えられる点がポジティブ。

当面数量の減少が考えられるものの、コスト削減を進めると考えられる。

また、同社は電子部品事業での構造改革を進めており、その効果が今期には出てくる可能性がある。

そのため、今期は底を脱する可能性があるため、今後の電子部品事業での構造改革の進度や、業績への反映を見極めたい。

印象としてはニュートラル。

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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