本日の相場見通し(2020年5月25日)

2020年5月25日の相場解説

5月22日の日経平均株価は、前日のNYダウが下落し、米中対立が懸念されたことから、売り優勢に。

序盤こそ買い戻しが先行したものの、上海総合指数や香港ハンセン株価指数が下落したこと、さらに時間外のNYダウ先物が下落したことも下押し要因となり、マイナス圏へと沈んだ。

最終的に日経平均株価は、前日比164円15銭安の20,388円16銭で取引を終えた。

NYダウは、米中対立への懸念が広がったことから、この日も下落。

中国が22日に開幕した全人代で、香港への直接的な統治を強める新たな治安法制の審議を開始し、これに対しトランプ米大統領が「現実になった場合、非常に強力な対応を取る」とけん制し、ポンペオ国務長官も中国を非難する声明を発表。

また、実質的に中国企業を上場廃止に追い込む狙いのある、規制当局による上場企業への監督強化法案が、米上院で可決されたことも、米中対立への不安をあおり、NYダウは下落。

しかし、経済活動再開の動き等が下支え材料となったことから、NYダウは下げ幅を縮小し、前日比8.96ドル安の24,465.16ドルで取引を終えた。

東京時間のドル円は、序盤は臨時の日銀会合の結果を見極めたいとの動きから、様子見ムードに。

そのため、1ドル107円60銭台で推移した。

仲値近辺で、実需筋によるドル買いが入ったことから1ドル107円72銭まで浮上したが、臨時日銀金融政策決定会合で新型肺炎対策資金繰り支援プログラムの創設が発表されると、材料出尽くしのためにドル売り優勢となったため、1ドル107円58銭まで下落した。

その後、日本と中国、香港の株価指数が下落すると、ドル円は弱含む展開に。

午後に入りNYダウ先物が下落すると、1ドル107円40銭台まで円高が進んだ。

また、日経平均株価が下落していることも、円高の原因となった。

欧州勢が参入すると、ドル円はさらに円高が進み、1ドル107円32銭まで値を下げたが、ドル売り一巡後は1ドル107円40銭台を回復した。

ロンドン時間のドル円はもみ合いが続き、1ドル107円40銭台~107円50銭近辺で推移し、方向感のない動きが続いた。

ニューヨーク時間に入り、NYダウ先物がプラス圏に浮上し、日経平均先物が上昇すると、ドル円は1ドル107円60銭台に浮上する場面もあった。

しかし、NYダウが米中対立を懸念し下落すると、ドル円は再びドル売り優勢に。

ドル円は1ドル107円40銭台に下落した。

終盤、NYダウが下げ幅を縮めると、ドル円は1ドル107円50銭台~107円60銭へじり高に。

最終的にドル円は、1ドル107円55銭~107円65銭で推移した。

本日の日経平均株価は、緊急事態宣言の全面解除と経済活動再開への期待感から、上昇しやすいと考えられる。

本日のニュース

“宣言継続”の首都圏 大手デパートで営業再開の動きも【NHK】

大手デパートでは、緊急事態宣言が続く首都圏の店舗でも23日から、食品に加えて衣料品や雑貨などの売り場の営業を再開する動きが出ています。

このうち東京 池袋にある、そごう・西武の店舗では、午前10時に開店すると、利用客はフェイスシールドを付けた従業員から検温を受けたあと、手や指を消毒して売り場に向かっていました。

このデパートでは感染拡大を防ぐため、売り場のレジに人と人との距離を保つ「ソーシャルディスタンス」に協力を求めるボードや、透明なシートを設置するなどの対策を取っています。

女性客は「オープンを楽しみにしていました。当たり前の日常が戻ってきてうれしい」と話していました。

西武池袋本店の久保田俊樹本店長は「近隣の方から生活必需品に対する要望が日増しに高まっているなかで、感染拡大防止の対策を取って再開することにした」と話していました。

大手デパート各社では、緊急事態宣言が続く首都圏などの店舗の営業を再開する動きがある一方、休業を続けているところもあり、対応が分かれています。

“宣言継続”の首都圏 大手デパートで営業再開の動きも | NHKニュース
【NHK】大手デパートでは、緊急事態宣言が続く首都圏の店舗でも23日から、食品に加えて衣料品や雑貨などの売り場の営業を再開する動き…

三菱航空機、スペースジェットの米拠点閉鎖 開発予算縮小で【ロイター】

ジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を進める三菱航空機(愛知県豊山町)は、米ワシントン州などの海外拠点を閉鎖する方針を明らかにした。

親会社の三菱重工業(7011.T)が開発予算の縮小を決めたためで、日本でも人員を削減する可能性があるという。

新型コロナウイルスの感染拡大によって航空機需要が落ち込む中での決定で、納期をすでに6回延期している90席クラスの「Ⅿ90」の量産計画は、さらに遅れる可能性がある。

北米市場向けの主力機として検討していた70席クラスの「M100」の開発計画は、すでに見合わせている。

三菱航空機の広報担当者はロイターに対し、「海外での活動を大幅に縮小し、組織全体に大きな影響を及ぼす難しい決断を迫られた」と説明。

「日本でも組織の縮小が予想されるが、はっきりしたことはまだ分からない」と述べた。

閉鎖するのは、米ワシントン州とカナダのモントリオールの事務所。シアトル郊外の試験飛行場の小規模な整備チームは残すという。

三菱重工は5月11日の決算会見で、今年度のスペースジェット開発予算を前年度の1400億円から600億円程度に削減する方針を明らかにしていた。

三菱航空機、スペースジェットの米拠点閉鎖 開発予算縮小で
ジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を進める三菱航空機(愛知県豊山町)は、米ワシントン州などの海外拠点を閉鎖する方針を明らかにした。親会社の三菱重工業が開発予算の縮小を決めたためで、日本でも人員を削減する可能性があるという。

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
トランプ米大統領は、新型コロナウイルス感染症(COVID19)の治療薬として自身が推奨する抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の服用プログラムを完了したと明らかにしました。効果を疑問視する向きがあり、一部研究では死亡や心臓疾患のリスク上昇と関連していることが判明した同薬ですが、トランプ氏は「私は健在だ」と述べ、従来と変...

本日の銘柄ニュース

エフ・シー・シー【7296】

エフ・シー・シーの2020年3月期は減収減益。

営業利益は会社計画の135億円を大きく下回る79億円となった。

その原因は、品質関連費用(29億円)、減損(22億円)によるところが大きく、一過性のものである。

これらを加えると、会社計画の135億円から6億円下回る129億円となる。

なお、新型肺炎の影響は、北米と中国を中心に、売上高で47億円、営業利益で15億円あったようだ。

二輪車用のクラッチは市場減速の影響を受けたものの、コスト削減による下支えを行い、四輪車用クラッチはフォードおよびGM向けの拡販効果が出た。

今1Qに関しては、インドやインドネシアでの二輪車用クラッチの減産、四輪車用については北米での減産が見込まれている。

ただし、減産の影響が一巡し市場が回復した後は、四輪車用クラッチの拡販の回収期に入ることから、業績回復傾向になるだろう。

そのため、同業他社と比べても業績回復のペースは速いとみられる。

印象としてはポジティブ。

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

おススメの証券会社

本日の相場
投資塾~今から始める株のお話~
タイトルとURLをコピーしました