本日の相場見通し(2020年6月11日)

2020年6月11日の相場解説

6月10日の日経平均株価は、前日のNYダウが下落したことに加え、この日のFOMCの結果を見極めたいとの思惑から、方向感の定まらない展開に。

マイナス圏で始まった日経平均株価は前場の終盤にはプラス圏を回復したものの、下押し圧力が強く、前日比33円92銭高の23,124円95銭と小幅高で取引を終えた。

NYダウは、この日のFOMCの内容を受けて荒い値動きに。

金融緩和の長期化見通しを受け、一時82ドル高まで上昇する場面もあったが、パウエルFRB議長が景気の先行きについて不透明感を強調したことや、FRBが今年の成長率が-6.5%に落ち込むと予想したことが懸念されると一気に失速し、前日比282.31ドル安の26,989.99ドルで取引を終えた。

東京時間のドル円は、序盤は1ドル107円80銭台まで買い戻され、小動きとなった。

東京株式市場がスタートし、日経平均株価が前日比マイナスで推移する一方で、五十日(ごとうび)のドル買いが入ったため、ドル円は仲値近辺で1ドル107円87銭まで浮上する場面もあった。

しかし、ドル売り基調は変わらず、日経平均株価がプラス圏を回復する一方で、ドル円は1ドル107円60銭台で推移した。

午後に入るとFOMCでのイールドカーブ・コントロールへの警戒感が強まったことから、ドル円は1ドル107円50銭台まで軟化。

さらに、1ドル107円50銭に入っていたまとまったドル買いオーダーをこなすと、1ドル107円33銭まで下げ幅を拡大した。

ロンドン時間もドル円は冴えない動きが続き、1ドル107円30銭台で推移する展開に。

ニューヨーク時間に入り、NYダウが300ドル超下げると、ドル円は1ドル107円17銭まで弱含んだ。

その後も上値の重い状態が続いたが、FOMCが政策金利であるFF金利の誘導目標を0.00-0.25%に据え置くことを発表。

また、2022年までゼロ金利を据え置くことも併せて発表した。

事前予想どおりの結果となったが、今年の成長率について-6.5%まで落ち込むとの見通しを示したことから、ドル円は1ドル106円99銭まで下落。

やや買い戻されたものの、最終的にドル円は、1ドル107円08銭~18銭で推移した。

本日の日経平均株価はFOMCの示した今年のマイナス成長とパウエルFRB議長の見通しの不透明感が重しとなり、軟調になりやすいだろう。

本日のニュース

ビール販売 大幅減も飲食店再開でやや回復 新型コロナウイルス【NHK】

ビール大手4社の先月の販売実績がまとまり、新型コロナウイルスの影響で業務用をはじめとしたビールの販売の落ち込みが続いた一方、緊急事態宣言の解除による飲食店の営業再開で、減少幅は4月よりも縮小しました。

ビール大手4社によりますと、先月のビールの販売数量は、前の年の同じ月と比べてサントリーが55%、キリンが41%、サッポロが39%それぞれ減ったほか、アサヒも主力ブランドのスーパードライで35%減りました。

ただ、緊急事態宣言の解除で飲食店の再開が相次いだことなどから、4月のビールの販売数量の落ち込みに比べて5ポイントから17ポイント改善しました。

一方で、比較的価格の安い「第3のビール」の先月の販売数量は、前の年の同じ月と比べてサッポロが28%、サントリーが18%、キリンが10%、それぞれ前の年の同じ月を上回り、数字を公表していないアサヒも前の年の同じ月を上回ったということです。

これについて各社は、引き続き外出を控え家で飲む人が多いことに加え、生活防衛意識の高まりもあって価格の安い商品を選ぶ傾向が根強いためだと分析しています。

ビール販売 大幅減も飲食店再開でやや回復 新型コロナウイルス | NHKニュース
【NHK】ビール大手4社の先月の販売実績がまとまり、新型コロナウイルスの影響で業務用をはじめとしたビールの販売の落ち込みが続いた一…

米J&J、コロナワクチン候補臨床試験を7月後半開始 2カ月前倒し【ロイター】

米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は10日、新型コロナウイルスワクチン候補の臨床試験について、予定よりも2カ月早い7月後半に開始すると発表した。

試験は年齢18─55歳と65歳以上の健康な被験者1045人を対象に実施され、ワクチン候補の安全性および有効性をプラセボ(偽薬)と比較する。

J&Jは2021年までにワクチン候補10億本以上の生産を目指し、これまでに米政府との提携を明らかにしている。

米J&J、コロナワクチン候補臨床試験を7月後半開始 2カ月前倒し
米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は10日、新型コロナウイルスワクチン候補の臨床試験について、予定よりも2カ月早い7月後半に開始すると発表した。

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、「数百万人」もの労働者が何年も職につけないかもしれないと記者会見で述べました。良い意味で予想を裏切った5月の雇用統計については、「失業率の数字は失業の実態を十分に反映していない可能性が高い」と警告。労働市場が底打ちしたとの見方を否定しました。以下は一日を始めるにあたって押...

本日の銘柄ニュース

スギホールディングス【7649】

スギホールディングスの2020年5月販売実績(月末締め)は、既存店ベースで前年同月比7.3%増、全店ベースで同14.8%増となった。

前年同月より祝日が1日多かったことから、曜日効果はポジティブだったものの、新型肺炎の影響により、様々な生活必需品の需要増加が重なったことで、売上が高伸長したと考えられる。

なお、3-5月平均の既存店増収率は前年同期比8.7%増となっていることから、2021年2月期上期(3-8月)も順調に推移している。

印象としてはポジティブ。

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

おススメの証券会社

本日の相場
投資塾~今から始める株のお話~
タイトルとURLをコピーしました