本日の相場見通し(2020年6月30日)

2020年6月30日の相場解説

6月29日の日経平均株価は、前週末のNYダウの下落と、日本における新型肺炎の感染者数の拡大を受けて下落。

時価総額の大きい銘柄を中心に幅広く売られたことに加え、海外投資家による大規模なポジション削減も入り、心理的な節目となる22,000円を割り込んだ。

そのため、日経平均株価は前日比517円04銭安の21,995円04銭で取引を終えた。

NYダウは、米・航空機大手のボーイングの認証飛行試験が始まったと伝わったことから、航空株を中心に上昇。

そのため、前週末比580.25ドル高の25,595.80ドルで取引を終えた。

 

東京時間のドル円は、日経平均株価が300円超下落したことや、NYダウが100ドルほど下落したものの、リスクオフのドル買い優勢のため、1ドル107円29銭まで浮上。

その後、NYダウ先物が反発して80ドル程度上昇したことから、1ドル107円37銭まで円安が進んだ。

しかし、ドル買いが一巡すると失速し、1ドル107円15銭前後まで水準を下げた。

後場に入り、日経平均株価が500円前後下落すると、ドル円は1ドル107円04銭まで下落。

しかし、ユーロ円の上昇につれてやや円安となり、1ドル107円15銭近辺まで戻した。

ロンドン時間に入ると、ドル円は1ドル107円20銭台まで浮上したものの、方向感のない展開が続いた。

しかし、ニューヨーク時間に入るとユーロ円の上昇につれて再び円安が進み、1ドル107円59銭まで上昇した。

また、5月米住宅販売保留指数が事前予想の前月比19.7%を大きく上回る44.3%になったことも好感され、ドル円は1ドル107円77銭まで浮上した。

また、この日のNYダウが上昇したことも円安を後押しし、ドル円は1ドル107円88銭まで浮上する場面もあった。

しかし、リスク選好の円売りが一服すると小幅に下落し、ドル円は1ドル107円60銭台に。

最終的にドル円は、1ドル107円53銭~107円63銭で取引を終えた。

 

本日の日経平均株価は、NYダウの上昇と円安を受けて、堅調に推移すると考えられる。

また、米国の経済指標が好調だったことも、リスク選好地合いとなりやすいだろう。

 

本日のニュース

5月自動車生産は6割の大幅減 新型コロナで需要落ち込む【NHK】

日本の自動車メーカー8社が、先月、国内と海外で生産した車の台数は、新型コロナウイルスの影響で世界的に需要が落ち込んだことから、去年の同じ月と比べて60%を超える大幅な減少となりました。

自動車メーカー8社によりますと、先月、国内と海外で生産した車の台数は合わせて91万6700台余りと、去年の同じ月と比べて61%減少しました。

これは新型コロナウイルスの感染拡大によって世界的に車の需要が落ち込み、各社が生産調整を余儀なくされたためで、4月の60%に続く大幅な減少となりました。

地域別では、アメリカでの生産台数は4月はゼロでしたが、先月は5万5000台余りと去年の同じ月と比べて83%減少しました。

日本での生産は28万7500台余りと61%減りました。

一方、中国での生産は42万6900台余りと6%増加し、回復基調が鮮明になっています。

メーカー別では、日産自動車が去年の同じ月と比べて62%の減少、トヨタ自動車も54%の減少となり、それぞれデータがある1972年、2004年以降で最大の減少率となりました。

自動車メーカーの間では、今月から国内や海外の一部の工場で生産を元に戻す動きが出ていて、今後、生産が着実に回復するか注目されます。

5月自動車生産は6割の大幅減 新型コロナで需要落ち込む | NHKニュース
【NHK】日本の自動車メーカー8社が、先月、国内と海外で生産した車の台数は、新型コロナウイルスの影響で世界的に需要が落ち込んだこと…

 

中東の航空会社 路線再開の動き 欧州の渡航緩和見据え【NHK】

EU=ヨーロッパ連合は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて取られてきた域外からの渡航制限を来月1日から段階的に解除する方針です。

これを見据えて、ヨーロッパとアジアを経由する路線を運航する中東の航空会社では路線を再開させる動きが加速しています。

EUは、夏の観光シーズンが始まるのを前に、来月1日から域外からの渡航制限を段階的に緩和する方針を示し、日本についても制限を解除する対象に含める方向で調整が進められています。

こうした動きを見据えて、ヨーロッパとアジアを経由する路線を運航する中東の航空会社では、路線を再開させたり運航本数を増やしたりする動きが加速しています。

ハブ空港のドーハを拠点にするカタール航空は、ヨーロッパなどとの便を先月以降、段階的に再開させるなどし、現在は49の路線を運航しているほか、日々の運航本数も増やしています。

日本との直行便についても、ドーハと成田を結ぶ便は運航を継続し、運休している羽田との間を結ぶ便は、需要が増えれば再開する方針です。

UAE=アラブ首長国連邦のドバイを拠点にするエミレーツ航空は、7月中にヨーロッパ向けの便など50余りの路線で運航を再開させる計画で、日本との直行便も、

▽ドバイと関西空港を結ぶ便は7日から、

▽成田との間を結ぶ便は8日から、再開させる方針です。

トルコ航空も7月中に日本への直行便を再開させる方針です。

世界的な航空需要が今後どこまで回復するかは不透明ですが、中東の航空会社の多くは、豊富なオイルマネーなどを背景に経営基盤が比較的安定しているとされ、運航の再開を加速させています。

中東の航空会社 路線再開の動き 欧州の渡航緩和見据え | NHKニュース
【NHK】EU=ヨーロッパ連合は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて取られてきた域外からの渡航制限を来月1日から段階的に解除する…

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
週明けの米国株式相場は反発しました。米住宅市場の統計が市場予想を上回る記録的な伸びを示したことが、一定の安心感を生んだ形です。ただ、こうした指標改善は一部の州による経済活動再開を反映したものでもあり、足元の感染者数増加を考えると手放しでは喜べない状況です。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

 

本日の銘柄ニュース

味の素【2802】

味の素は、同社の収益の柱の一つである新興国を中心とした海外調味料事業での販売が、新型肺炎の影響で低調に推移すると考えられる。

中でも、最大の収益源であるタイで、今年4月以降の売上高が2桁減収になっている。

その原因は、同国での売上高の2割を占める路面店での売上減で、観光客が新型肺炎の影響で大幅に減少していることが理由であると考えられる。

タイでの売上回復には時間がかかると考えられる。

また、他の新興国も同様に新型肺炎の影響を受けているが、同社は今年度からスタートする新中期経営計画で、新興国の所得水準の向上を前提に、海外調味料事業の高付加価値化を成長戦略の柱としているが、この計画が遅れると考えられる。

他にポジティブな材料がみあたらず、当面はカタリスト不足。

印象としてはネガティブ。

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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