本日の相場見通し(2020年7月21日)

2020年7月21日の相場解説

7月20日の日経平均株価は、プラス圏でスタートしたものの失速。

前週末の米ハイテク株高が上昇を後押ししたものの、新型肺炎の感染拡大による外出控えなどが懸念され、マイナス圏に沈んだ。

一時100円超下げる場面もあったが、午後の取引で持ち直した。

最終的に、日経平均株価は前日比21円06銭高の22,717円48銭で取引を終えた。

 

NYダウは、英・アストラゼネカと英オックスフォード大によるワクチン候補の臨床試験での良好な抗体反応や、米ファイザーと独ビオンテックが米国に続きドイツの治験でも好結果が得られたと発表したことが材料視され、新型肺炎ワクチン開発への期待が高まる一方で、米国の西部や南部を中心に新型肺炎の感染者数が急増したことが懸念材料となり、もみあいに。

ただ、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトが、アナリストがこれらの銘柄の目標株価を引き上げたことが好感され、ナスダックは上昇した。

最終的にNYダウは、前日比8.92ドル高の26,680.87ドルで取引を終えた。

 

東京時間のドル円は、序盤、1ドル107円10銭を割り込む水準で推移した。

東京市場がスタートし、日経平均株価が小幅に上昇してスタートしたものの、ドル円は1ドル107円10銭近辺で小動きに。

仲値近辺で実需筋による五十日(ごとおび)のドル買いが入ると、1ドル107円53銭近辺まで強含む場面もあった。

4連休を前に、まとまったドル買いが入ったことも、ドル円の上昇を後押しした。

しかし、実需筋によるドル売りや、日経平均株価が下落したことから、ドル円は1ドル107円30銭台に水準を下げた。

午後に入っても同水準で推移したが、終盤、1ドル107円20銭台に水準を下げ、欧州勢が参入すると1ドル107円10銭台に下落。

ロンドン時間に入ると、ドル円はユーロドルの失速によるドル売りで、1ドル107円20銭台に上昇する場面もあった。

しかし、再び下落すると、1ドル107円10銭台に。

ニューヨーク時間のドル円は、1ドル107円04銭まで下落したものの、買い戻しが入り、1ドル107円10銭台に浮上。

また、NYダウがプラス圏を回復したことから、ドル円は1ドル107円30銭台まで円安が進んだ。

最終的にドル円は、1ドル107円21銭~107円31銭で取引を終えた。

 

本日の日経平均株価は、新型肺炎のワクチン開発への期待感や、前日のナスダック株が上昇したことが材料視されると考えられるが、積極的に上値を追う展開にはなりにくいだろう。

 

本日のニュース

住友商事 ニッケル事業で550億円損失計上へ 新型コロナ影響【NHK】

大手商社の住友商事は、アフリカで手がけるニッケルの生産事業でおよそ550億円の損失を計上する見込みだと明らかにしました。

新型コロナウイルスの影響で現地の操業が止まり、自動車向けの需要も低迷しているためだとしています。

発表によりますと、住友商事はアフリカのマダガスカルでのニッケルの採掘から精錬まで手がける大規模な事業に関連して、先月までの3か月間のグループ全体の決算で、およそ550億円の損失を計上する見込みです。

ニッケルは電気自動車の部品などに使われていますが、現地では新型コロナウイルスの感染拡大で外出制限が続いているため、3月下旬から操業が止まっているということです。

また、感染拡大に伴って、世界的に自動車の需要が落ち込んでいることなどから、ニッケル価格の中長期的な価格見通しを引き下げたため、損失を計上することになったとしています。

住友商事は、今年度の業績予想については「未定」としていて、今回の損失も踏まえたうえで、できるかぎり早く発表したいとしています。

住友商事 ニッケル事業で550億円損失計上へ 新型コロナ影響 | NHKニュース
【NHK】大手商社の住友商事は、アフリカで手がけるニッケルの生産事業でおよそ550億円の損失を計上する見込みだと明らかにしました。…

 

米シェブロン、ノーブル・エナジー買収へ 原油急落以降で最大案件【ロイター】

米石油大手シェブロン(CVX.N)は20日、米石油・天然ガス生産会社、ノーブル・エナジー(NBL.O)を約50億ドルで買収すると発表した。

新型コロナウイルス感染拡大を受けた原油価格急落以降で米エネルギー業界の買収案件としては最大規模となる。

1株当たりの買収価格は10.38ドルと、ノーブルの17日の終値に7.5%上乗せする水準。

ノーブルが抱える債務も含めると、全体の買収額は約130億ドルになる。

買収手続きは第4・四半期に完了する見通し。

完了時点でノーブルの株主は新会社の株式約3%を保有する。

ノーブルの時価総額は約7カ月前は約120億ドルだった。

ノーブル買収によりシェブロンのシェール資産はコロラド州のデンバー・ジュレスバーグ(DJ)盆地、およびテキサス州西部とニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地で拡大。

ノーブルが東地中海に保有する天然ガス田「リバイアサン」も手中に収める。

シェブロンによると、北海ブレント先物LCOc1が1バレル=40ドルにとどまると想定した場合、ノーブルの買収で年間約3億ドルの経費節減が可能になる。

シェブロンは昨年、米石油・ガス開発アナダルコ・ペトロリアムの買収を試みたが、シェブロンを上回る買収案を提示した米エネルギー大手オキシデンタル・ペトロリアム(OXY.N)に競り負けた。

ノーブル株は年初から17日までに約60%下落。

この日の中盤の取引では5.5%高の10.18ドル。

一時は10.66ドルまで上昇した。

シェブロンは1.7%安の85.73ドル。

米シェブロン、ノーブル・エナジー買収へ 原油急落以降で最大案件
米石油大手・シェブロンは20日、米石油・天然ガス生産会社、ノーブル・エナジーを約50億ドルで買収すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大を受けた原油価格急落以降で、米エネルギー業界の買収案件としては最大規模となる。

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたい厳選ニュース
週明けの欧米時間帯に、新型コロナウイルスのワクチン・治療薬候補に関するニュースが数多く流れました。いずれもおおむね有望な内容。ワクチンが複数入手できる日が現実になるのを期待する一方で、感染爆発が止まらない途上国の動向などが引き続き危惧されます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

 

本日の銘柄ニュース

サカイ引越センター【9039】

サカイ引越センターは、新型肺炎の影響により、需要が減少したため、2021年3月期の営業利益は減益になると考えられる。

また、企業業績の悪化による転勤の減少や住宅購入意欲の減退により、引っ越し需要は回復しても緩やかなものにとどまる可能性が高い。

そのため、単価上昇が見込みにくい。

同社はシェア拡大のために営業所の新設を継続するとしているが、費用の増加が負担になると考えられる。

そのため、利益成長が鈍化するとみられる。

2022年3月期以降、引っ越し需要は底打ちし、同社が進める営業所の新設の効果が出てくると考えられるものの、営業利益は急激な伸びにはならないと考えられる。

引っ越し需要の本格的な回復局面入りを確認するために、売上の下げ止まりを確認する必要がある。

印象としてはニュートラル。

 

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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