本日の相場見通し(2020年7月31日)

2020年7月31日の相場解説

7月30日の日経平均株価は、米国の金融緩和策が長期化することが好感され、プラス圏でスタートしたが、買い一巡後は、主要企業の決算発表の内容が思わしくなく、コロナショックの影響が大きかったことが明らかになったため、マイナス圏に沈む展開に。

また、午後に発表された東京都の新型肺炎感染者数が367人に達したことが報じられ、このことも株価の押下げ要因となった。

最終的に日経平均株価は、前日比57円88銭安の22,339円23銭で取引を終えた。

 

NYダウは、市場最悪の落ち込みとなった今年4月~6月の米実質GDPを受けて、景気悪化への懸念が強まったため、反落。

下げ幅が500ドルを超える場面もあった。

そのため、NYダウは前日比225.92ドル安の26,313.65ドルで取引を終えた。

また、ナスダックも44.87ポイント安の10,587.81で取引を終えた。

 

東京時間のドル円は、序盤、1ドル104円90銭台~105円00銭近辺で推移した。

東京株式市場がスタートし、日経平均株価が小反発してスタートすると、ドル円は上昇。

また、この日は五十日(ごとおび)だったため、実需筋のドル買いが入ったことも、ドル円の上昇を後押しし、1ドル105円16銭まで上昇する場面もあった。

ただ、ドル円の上昇は長続きせず、再び1ドル105円00銭近辺で小動きとなった。

午後に入るとドルの買い戻しが入り、ドル円は1ドル105円29銭まで上昇。

しかし、欧州勢が参入すると再びドル売り優勢となったため、ドル円は1ドル105円05銭前後で推移した。

ロンドン時間に入ると、時間外のNYダウが堅調に推移したため、ドル円は1ドル105円15銭近辺まで浮上する場面もあった。

しかし、その後はもみ合いとなり、ドル円は1ドル105円10銭近辺で推移した。

ニューヨーク時間に入ると、この日発表された米4月~6月期GDPが事前予想の前年比年率-34.8%を上回る同-34.8%となったものの、過去最大の落ち込みとなったことが嫌気された。

また、この日発表された米前週分新規失業保険申請件数が事前予想の144.5万件を下回る143.4万件となったものの、前回よりも件数が増え、失業保険継続受給者数は前回の1615.1万人から今回は1701.8万人に増えたことも、投資家心理を冷やした。

そのため、ドル円は1ドル105円00銭まで下落した。

また、米10年債利回りも低下し、NYダウは一時500ドル超下げたため、ドル円は1ドル104円91銭まで下落した。

いったん105円00銭まで上昇しもみ合いとなったものの、ドル円は再び1ドル104円台に下落し、1ドル104円80銭まで円高が進む展開に。

その後は水準を下げたため、最終的にドル円は、1ドル104円67銭~104円77銭で取引を終えた。

 

本日の日経平均株価は、米国のGDPの大幅な落ち込みが懸念材料となり、軟調に推移すると考えられる。

また、円高がも日経平均株価の下押し要因になりそうだ。

 

本日のニュース

日立製作所 3か月間決算 営業利益半減 新型コロナの影響大【NHK】

日立製作所の先月までの3か月間の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、自動車部品の販売が落ち込んだことなどから、本業のもうけを示す営業利益が、前の年の同じ時期と比べて53%減少しました。

発表によりますと、日立製作所のことし4月から先月までの3か月間の決算は、売り上げが前の年の同じ時期と比べて21.6%少ない1兆5942億円、本業のもうけを示す営業利益が53.1%少ない583億円でした。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で、自動車部品の販売が落ち込んだほか、上場する子会社の日立建機と日立金属の業績が振るわず、売り上げを3000億円近く押し下げたとしています。

一方、最終的な利益は、子会社の日立化成を売却したことで85.6%増え、2232億円となりました。

オンラインで記者会見した日立製作所の河村芳彦最高財務責任者は「IT事業は堅調だったが、今回の決算は新型コロナウイルスの影響を大きく受ける形となった」と述べました。

また、事業の選択と集中の一環として、売却も含めて検討している日立建機と日立金属との資本関係の在り方については、数か月以内に方向性を出したいという考えを示しました。

日立製作所 3か月間決算 営業利益半減 新型コロナの影響大 | NHKニュース
【NHK】日立製作所の先月までの3か月間の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、自動車部品の販売が落ち込んだことなどから、…

 

米イノビオ、コロナワクチン13週間の免疫効果確認 動物実験で【ロイター】

米バイオ企業のイノビオ・ファーマシューティカルズ(INO.O)は30日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、サルを使った実験で接種から13週間経過した後も免疫効果が維持されたことを確認したと明らかにした。

開発中のワクチン「INO─4800」を4週間開けて2回接種。肺と鼻腔から検出されるウイルス量が軽減していることを確認した。

ジョセフ・キム最高経営責任者(CEO)は「INO─4800は自然な環境により近い状況で免疫効果を発揮する可能性がある」と述べた。

イノビオが開発するワクチンは米政府の「ワープ・スピード作戦」の支援を受けている。

米イノビオ、コロナワクチン13週間の免疫効果確認 動物実験で
米バイオ企業のイノビオ・ファーマシューティカルズは30日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、サルを使った実験で接種から13週間経過した後も免疫効果が維持されたことを確認したと明らかにした。

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
米大リーグのマイアミ・マーリンズの選手12人とコーチ2人が新型コロナウイルス検査で陽性と判明したことに関連して、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、シーズン続行が危うくなった可能性があると述べました。大リーグは予定より約4カ月遅れて、先週開幕したばかりです。以下は一日を始めるにあたって...

 

本日の銘柄ニュース

東海理化【6995】

東海理化の2021年3月期1Qは、減収営業赤字。

収益認識会計基準の変更の影響があったため、売上高が1Qで20億円、通期で100億円減少することとなった。

それを差し引いても、トヨタ以外での減収の影響が少々大きい。

同社の通期会社計画では、今期は10億円の営業赤字を予想している。

同社は1Qを底に、2Q以降は業績が改善する見通しを立てていて、2Q以降に営業黒字を達成し、赤字を減少さえていく必要がある。

ただ、トヨタの国内生産回復が予想されているため、同社の会社計画は保守的であると考えられる。

印象としてはニュートラル。

 

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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