本日の相場見通し(2020年8月3日)

2020年8月3日の相場解説

7月31日の日経平均株価は、新型肺炎の感染拡大や円高進行が懸念材料となり、売り優勢に。

企業の決算発表の内容が予想以上に新型肺炎による悪影響を受けていることも、投資家心理を冷え込ませた。

最終的に日経平均株価は、前日比629円23銭安の21,710円00銭で取引を終えた。

 

NYダウは、序盤、エネルギー大手の決算内容が思わしくなかったことが嫌気され、下落。

また、新型肺炎の感染拡大を受けた追加経済対策をめぐり、米政権や議会与野党の協議が難航しているため、この日期限を迎える失業給付の上乗せ分がなくなることで消費が落ち込むのではないかと懸念されたことも、株価の下押し材料となった。

しかし、終盤、GAFAと呼ばれる米ハイテク大手4社の決算が、アルファベットを除く3社が増収増益となったことが好感され、買い優勢に。

そのため、NYダウは前日比114.67ドル高の26,428.32ドルで取引を終えた。

また、ナスダックも157.46ポイント高の10,745.27で取引を終えた。

 

東京時間のドル円は、序盤、1ドル104円60銭台に弱含む展開となった。

東京株式市場がスタートすると、日経平均株価が下落したため、ドル円は1ドル104円40銭台に。

さらに、月末ということもあって、実需筋によるドル売りが入ったため、ドル円は1ドル104円20銭台まで下げ幅を拡大した。

また、この日の東京における新型肺炎の新規感染者数が400人を超える見通しとの報道があったことも、ドル円の下押し要因となった。

午後に入ると日経平均株価が下げ幅を600円超拡大したものの、ドル円は1ドル104円20銭台で小動きとなった。

終盤、ドル円は1ドル104円30銭台に浮上した。

欧州勢が参入すると、ドルの買い戻しが入ったため、ドル円は1ドル104円40銭台まで上昇。

ロンドン時間に入ると、週末・月末のロンドンフィキシングを控えたポジション調整の円売り・ドル買いが優勢となり、ドル円は1ドル104円80銭まで上昇した。

ニューヨーク時間に入るとドル円はさらに買い戻され、1ドル105円を回復し、1ドル105円78銭まで急上昇した。

また、この日発表された米7月シカゴ購買部協会PMIが事前予想の44.0を上回る51.9となったことも、ドル円の上昇を後押しした。

その後も、月末・週末のロンドンフィキシングを控えたポジション調整が続き、ドル円は1ドル106円05銭まで上昇した。

終盤、円売り・ドル買いが一服すると、ドル円は1ドル105円70銭~105円80銭台でもみ合いとなった。

最終的にドル円は、1ドル105円87銭~105円97銭で取引を終えた。

 

本日の日経平均株価は、米ハイテク株高が相場を後押しすると考えられる。

また、円高がやや是正されたことも相場の追い風となるだろう。

 

本日のニュース

4-6月GDP 新型コロナで記録的落ち込みか 調査会社予測

ことし4月から6月までのGDP=国内総生産の速報値が今月17日に発表されます。民間の調査会社は、新型コロナウイルスの感染拡大で、年率換算で落ち込み幅は20%を超え、リーマンショックを上回る記録的な落ち込みになると予測しています。

民間の調査会社など10社がまとめた、ことし4月から6月までのGDPの伸び率の予測は、物価の変動を除いた実質で、前の3か月と比べてマイナス5.9%からマイナス8.1%となりました。

これを1年間続いた場合の年率に換算すると、マイナス21.7%からマイナス28.7%となります。

リーマンショック後の2009年1月から3月の年率マイナス17.8%を上回る大幅な落ち込みとなる見通しで、比較が可能な1980年以降で最大の落ち込みとなります。

要因について各社は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の影響で個人消費が大きく落ち込んだことやロックダウンの影響で欧米向けの自動車の輸出が大幅に減少したことなどを挙げています。

感染拡大でアメリカをはじめドイツやフランスなどのユーロ圏の国々でも、4月から6月までのGDPは歴史的な落ち込みとなりましたが、日本も大きな打撃を受けたことが示される結果となりそうです。

国内では、個人消費が徐々に回復し企業の生産活動も再開していますが、足元では再び感染者が増加しており、先行きには不透明感が強まっています。

4-6月GDP 新型コロナで記録的落ち込みか 調査会社予測 | NHKニュース
【NHK】ことし4月から6月までのGDP=国内総生産の速報値が今月17日に発表されます。民間の調査会社は、新型コロナウイルスの感染…

 

独シーメンス・ヘルシニアーズ、放射線治療機器の米バリアン買収【ロイター】

独シーメンス(SIEGn.DE)の医療機器部門、シーメンス・ヘルシニアーズは2日、放射線治療機器大手の米バリアン・メディカル・システムズを164億ドルで買収すると発表した。

がん治療分野でトップの地位確立を狙う。

シーメンス・ヘルシニアーズは2018年にシーメンスから分離し、上場して以来初めて、成長を求める動きを本格化させる。

親会社のシーメンスはバリアン買収に152億ユーロ(179億ドル)を融資する。

ヘルシニアーズは年内に株主割当増資の1つであるライツイシューを実施し、融資の半分に代わり、買収資金を手当てする。

シーメンスはヘルシニアーズの過半数株主の地位を維持する見通し。

ヘルシニアーズはバリアンの全株式を1株当たり177.50ドルの現金で取得する。バリアンの31日の終値に24%上乗せした水準だ。

ヘルシニアーズのヨッヘン・シュミッツ最高財務責任者(CFO)はロイターとのインタビューで「この買収でわれわれは地位を大幅に強化する。心臓病と神経症に、がん治療の分野が加わる」と述べた。

ベルント・モンタグ最高経営責任者(CEO)は記者との電話会見で買収価格が割高との見方を否定。

バリアンは業界の象徴的な存在で、これを踏まえれば「合理的な価格だ」とした。

バリアンは放射線治療機器のシェアが50%超に上る。

独シーメンス・ヘルシニアーズ、放射線治療機器の米バリアン買収
独シーメンスの医療機器部門、シーメンス・ヘルシニアーズは2日、放射線治療機器大手の米バリアン・メディカル・システムズを164億ドルで買収すると発表した。がん治療分野でトップの地位確立を狙う。

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
前例のないスポーツ厄年となった2020年。毎年11月に世界中のランナーが健脚を競うニューヨーク・シティー・マラソンは、いったん中止されましたが、アスリート向けアプリ「ストラバ」を活用したバーチャル方式で開催されることになりました。10月17日から11月1日の間、世界のどこからでも参加できる今年のレースに、過去最多の登録...

 

本日の銘柄ニュース

LIXILビバ【3564】

LIXILビバの2021年3月期1Qは、増収増益。

営業利益(単独)は37.9億円で前年同期比21.4%増となった。

新型肺炎の感染拡大により、臨時休業を余儀なくされたものの、巣ごもり需要が寄与し、既存店増収率が同3.0%増となった。

また、PB商品も堅調に推移し、粗利率は同1.5%pt改善した。

なお、会社は今期会社計画について未定としている。

印象としてはポジティブ。

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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