本日の相場見通し(2020年8月28日)

2020年8月28日の相場解説

8月27日の日経平均株価は、前日に米国のハイテク株が上昇したため、朝方は強含んだ。

しかし、寄り付きの売買が一巡すると、円高が嫌気されて輸出株を中心に売られる展開に。

そのため、日経平均株価は前日比82円00銭安の23,208円86銭で取引を終えた。

NYダウは、前日のパウエルFRB議長の講演で、インフレ目標の2%を一時的に容認する施策方針が好感され、買い優勢に。

金融株を中心に買われ、NYダウの上昇を押し上げた。

一方で、このところ相場の上昇を支援してきたハイテク株は売られた。

さらに、新型肺炎の高原検査キットが米当局から緊急使用許可を得たアボット・ラボラトリーズもNYダウの上昇の一因となった。

そのため、NYダウは前日比160.35ドル高の28,492.27ドルで取引を終えた。

また、ナスダックは39.72ポイント安の11,625.34で取引を終えた。

 

東京時間のドル円は、序盤、1ドル105円80銭台で推移。

日経平均株価が小幅にプラス圏でスタートしたものの、ドル売りの流れが止まらず、ドル円は1ドル105円80銭台で推移した。

仲値近辺ではスポット応当日が月末ということもあり、仲値にかけては1ドル105円90銭台で下げ渋り、そのまま1ドル106円台に浮上した。

しかし、再び1ドル105円90銭台に弱含むと、この日の夜に行われるパウエルFRB議長の講演を前に様子見ムードとなり、1ドル106円00銭を挟んで小動きに。

ロンドン時間に入ってからも膠着状態が続いたが、NYダウ先物が下落し、米10年債利回りも低下すると、ドル円は1ドル105円90銭台に弱含んだ。

ただ、菅官房長官が会見で、安倍首相が自民党総裁を全うすることや首相の体調は変わらないと発言すると、ドル円は1ドル106円20銭台まで強含む展開に。

ただ、それも一時的なものにとどまり、ドル円は1ドル106円05銭~106円10銭前後で推移した。

ニューヨーク時間では、米・前週分新規失業保険申請件数が発表され、事前予想の100.0万件を上回る100.6万件となり、今年4月-6月の米GDP改定値が前期比年率-31.7%に上方修正されると、1ドル106円13銭前後に浮上して膠着状態となった。

パウエルFRB議長が講演で、インフレについて期間平均2%を目標とするとして一時的な2%超えを容認し、平均インフレ目標に政策変更をしたことを示唆すると、ドル円は1ドル105円60銭台まで下落。

しかし、米10年債利回りが上昇に転じると1ドル106円台を回復した。

さらに、その後に発表の7月中古住宅販売成約指数が前月比+5.9%と6月の同+15.8%から鈍化も事前予想の同+2.0%を上回ったことが好感されると、ドル円は1ドル106円58銭に上昇。

NYダウの上昇もドル円の上昇を後押し、ドル円は1ドル106円69銭まで浮上した。

最終的にドル円は、1ドル106円52銭~106円62銭で取引を終えた。

 

本日の日経平均株価は、FRBの政策を好感し、買い優勢となるだろう。

また、円安が進行したことも、相場の下支え材料になると考えられる。

 

本日のニュース

成田空港の国内線 再度の感染拡大で 再びLCCで減便相次ぐ【NHK】

成田空港の国内線は、国内の移動制限の緩和などを受けて回復傾向にあった予約が、再度の感染拡大に伴って再び落ち込んでいて、LCC=格安航空会社が相次いで減便を行うなど、感染状況や航空需要を見ながらの運航が続いています。

成田空港会社によりますと、国内の移動制限の緩和以降、航空各社が国内線の運航を徐々に再開させたことなどから、7月に成田空港の国内線を利用した人は19万3000人余りと、去年7月の3割ほどにとどまっているものの、前の月の3倍近くまで回復しました。

しかし再度の感染拡大に伴って、お盆のあとは予約が落ち込み、LCC=格安航空会社は相次いで減便を行うなど、感染状況や航空需要を見ながらの運航が続いています。

また、日本航空と全日空は現在、成田を発着する、すべての国内線を運休していて、本格的な運航再開のめどは立っていないということです。

一方で、各国による入国の制限などが続く中、成田空港の国際線を利用した人は7月、9万8600人余りと、去年7月のわずか3%にとどまっています。

成田空港会社の田村明比古社長は「感染拡大の状況に、すべてがかかっている。感染がある程度落ち着けば、確実に旅客も便数も増えてくると考えている」と話していました。

成田空港の国内線 再度の感染拡大で 再びLCCで減便相次ぐ | NHKニュース
【NHK】成田空港の国内線は、国内の移動制限の緩和などを受けて回復傾向にあった予約が、再度の感染拡大に伴って再び落ち込んでいて、L…

 

ウォルマート、TikTok買収に参戦 マイクロソフトと連携【ロイター】

米小売大手ウォルマート(WMT.N)は27日、マイクロソフト(MSFT.O)と連携し、短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」買収に乗り出すと発表した。

ウォルマート、TikTok買収に参戦 マイクロソフトと連携
米小売大手ウォルマートは27日、マイクロソフトと連携し、短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業買収に乗り出すと発表した。

 

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース【Bloomberg】

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース
ペンス米副大統領が党の副大統領候補指名の受諾演説を行った26日の共和党全国党大会。同氏は自身とトランプ大統領の再選を訴えましたが、テレビの視聴者数は伸びませんでした。調査会社ニールセンによれば、視聴者数は大会が始まった24日以降で最低。米プロバスケットボール(NBA)での試合ボイコットやハリケーン「ローラ」の接近が影響...

 

本日の銘柄ニュース

サントリー食品インターナショナル【2587】

同社は新型肺炎の影響を受け、今1Qの自動販売機の販売数量は前年比約30%減まで落ち込んだ。

そのため、利益率が悪化したが、現状は外出制限が解除されたことや猛暑の影響もあり、減少幅は縮小していると考えられる。

一方でアジアは、新型肺炎の影響を大きく受けた今1Qに2桁増益を達成している。

その理由として、値上げ効果やコストコントロールがうまくいったことが考えられる。

同社は新型肺炎の感染拡大下でもアジア・日本で市場シェアを拡大してきた。

新型肺炎による移動制限が解除される中、世界的に見ても清涼飲料の需要は回復傾向にあるため、同社にとっては追い風となるだけでなく、さらなる反発が期待される。

もともと商品力には定評もあり、新型肺炎による影響が徐々に薄れる中での回復が期待できるが、現在の株価はこのことが織り込まれておらず、割安であると考えられる。

印象としてはポジティブ。

 

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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