2020年9月25日の相場解説
9月24日の東京株式市場は、前日の米国株の急落を受けて軟調に。
押し目買いが入る場面もあったものの、売り優勢となり、一時300円超下落する場面もあった。
そのため、日経平均株価は前日比258円67銭安の23,087円82銭で取引を終えた。
NYダウは、前日の急落からの小反発で小幅上昇。
新型肺炎による景気悪化に対する追加経済対策をめぐり、与党と野党が協議を再開するとの報道があったことも相場の下支え材料となった。
そのため、NYダウは52.31ドル高の26,815.44ドルで取引を終えた。
また、ナスダック総合指数は、前日比39.28ドル高の10,672.27で取引を終えた。
東京時間のドル円は、1ドル105円30銭台で推移し、仲値近辺では1ドル105円40銭に浮上した。
その後、1ドル105円48銭までじり高となったが、再び1ドル105円40銭台前半に押し戻された。
午後に入り日経平均株価やNYダウ先物が下げ幅を拡大したものの、ドル円は1ドル105円45銭前後で小動きに。
欧州勢が参入すると、株安の流れを受けて1ドル105円20銭台に軟化した。
しかし、株安が一服すると1ドル105円45銭前後に値を戻し、さらに1ドル105円50銭台に浮上した。
ニューヨーク時間に入ると、この日発表された、前週分の米新規失業保険申請件数が事前予想の84万件を上回る87万件となったことから、ドル買いが一服し、1ドル105円30銭台に軟化。
その後発表された8月の米新築住宅販売件数が前月比4.8%増の101.1万戸と事前予想の89.0万戸を上回ったことが好感されると、再び1ドル105円50銭近辺に浮上した。
ただ、その後は上値が重く、ドル円は1ドル105円40銭台で小動きに。
最終的にドル円は、1ドル105円37銭~105円47銭で推移した。
本日の日経平均株価は、米国株が小反発したことが材料視される他、下落が続いていたことから、買い戻しが入ると考えられる。
本日のニュース
東海道新幹線 “4連休”は去年同期比の52%にまで回復【NHK】
JR東海の金子慎社長は、東海道新幹線の利用者が4連休を含む22日までの5日間は、去年の同じ時期の52%まで回復したことを明らかにしたうえで、今後、「Go Toトラベル」の対象に東京発着の旅行が加わる効果に期待感を示しました。
JR東海によりますと、東海道新幹線の利用者の数は、今月1日から23日までで見ますと、去年の同じ時期の38%にとどまっています。
ただ、4連休を含む18日から22日までの5日間に限ってみますと、52%に上り、いくぶん回復したということです。
金子社長は24日の記者会見で「4連休は久々に旅行に出かけた方も多かったようだが、年度の累計では対前年比で23%と依然、低迷している」と述べました。
そのうえで、観光需要の喚起策「Go Toトラベル」で東京発着の旅行が来月1日から割り引きの対象に加わることについて「旅行会社からも手応えがあると聞いている。価格的には相当インパクトがある施策で、回復のスピードが一段と上がればいいと期待している」と述べました。
また、今年度の業績予想を現在も「未定」としていることについては「収入の9割が新幹線で、利用状況は感染拡大にかなり敏感だ。動きを見定めてから示したい」と述べました。

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