CFDではどんな銘柄が取引できるのか

株式投資の基本

高いレバレッジを効かせて取引ができることで、多くの投資家から注目されているCFDですが、投資の対象となる銘柄にはどのようなものがあるのでしょうか?今回は、CFDで投資の対象となる銘柄について、紹介していきます。これからCFD取引を始めようと考えている人も、参考にしてみてください。

CFD取引の対象とレバレッジ

CFDの特徴として、取引の対象によってレバレッジが異なるという点があります。まずは、CFDの対象となる大まかな分類と、その最大レバレッジについて紹介します。

まず、CFDには大きく分けて、株式CFD、株価指数CFD、商品CFD、債券CFDの4種類があります。この分類によって、最大レバレッジが異なるのです。

株式CFDは、個別銘柄の株式を対象としたCFD取引です。対象となるのは、日本国内の銘柄だけではなく、米国株式など海外の株式の銘柄も含まれます。特に、海外株式は信用取引ができないことが多いので売りポジションからのスタートが難しいのですが、CFD取引なら売りポジションからスタートすることもできるので、好んで取引をする人も少なくありません。株式CFDの場合、最大レバレッジは5倍と決められています。

株価指数CFDは、日本の日経平均株価指数やアメリカのNYダウ平均株価指数を対象としたものです。取引所CFDである、くりっく株365もこの株価指数CFDなので、日本では最も取り扱いの多いCFDともいえるでしょう。株価指数CFDの場合、最大レバレッジは10倍になります。

商品CFDは、貴金属やエネルギー、農作物などを対象としたCFD取引です。しばしば商品先物取引と混同されることもありますが、商品先物取引はあくまでも取引所を経由した取引であるのに対して、商品CFDは相対取引であるという違いがあります。また、取引できる時間についても、商品先物取引は主に取引所が開いている日中に取引されるのに対して、商品CFDは銘柄によっては24時間取引が可能という点も異なります。また、終了日にはポジションを清算しなくてはいけない商品先物取引とは違って、商品CFDはロールオーバーによってポジションを保有し続けることもできます。商品CFDは、最大レバレッジが20倍となっています。

債券CFDは、主に各国が発行している国債を対象としたCFD取引です。株式や株価指数などと比較して値動きが少なく、安定した投資が可能とされています。その分、最大レバレッジは50倍と大きくなっています。

CFD取引の大まかな分類は、上記のようになっています。しかし、証券会社によって取り扱っているCFD銘柄は異なっているので、注意してください。

代表的な株式CFDの銘柄

株式CFDでは、特に米国株式が人気です。例として、GMOクリック証券で取り扱っている株式CFDの銘柄を見てみると、小売業・卸売業ではAmazonやNike、コストコ、P&Gなどがあります。また、電気機器・機械の分野ではAppleをはじめIBM、インテル、HPなどの有名企業が扱われていて、銀行・金融業ではバンク・オブ・アメリカやアメリカン・エキスプレス、ゴールドマン・サックス・グループ、アフラックが並んでいます。

食料品の分野では、日本でもなじみ深いマクドナルド、スターバックス、コカ・コーラを取り扱っていて、情報・サービス業ではウォルト・ディズニーやマイクロソフト、Facebook、ネットフリックス、Twitterと人気の企業を中心に、59銘柄を扱っています。

また、最近では中国株式の人気も高くなっていて、株式CFDでも取り扱いを始めています。代表的なものとしては、ハイアールやレノボ・グループ、キングソフトなどの日本でも有名な企業や、中国銀行、チャイナ・ガス、チャイナ・エバー・ブライトなど合計で22銘柄を取り扱っています。

代表的な株価指数CFDの銘柄

日本の取引所CFDであるくりっく株365を見てみると、対象となる株価指数の銘柄は日経平均株価の日経225をはじめ、アメリカのNYダウ、ドイツの株価指数であるDAX🄬、イギリスのFTSE1000の4銘柄となっています。

GMOクリック証券で取り扱っている株価指数CFDを見ると、くりっく株365で取り扱っている銘柄も取り扱っていますが、それに加えてアメリカのS&P500やNASDAQ100、中国のFTSE中国A50、インドのNifty50、ヨーロッパのユーロ・ストックス50、香港の香港ハンセンと、合計10銘柄を取り扱っています。また、取引単位が銘柄によってCFD価格の0.1倍から10倍と異なっていて、取引できる時間も大きく異なっているので、その点も注意しましょう。

また、GMOクリック証券では株価指数を直接対象とするのではなく、株価指数連動型のEFTを対象とした銘柄も取り扱っています。これは、株価指数CFDに含まれていない国のうち、インドネシアやベトナム、イタリア、スイス、オランダ、スウェーデン、ブラジル、カナダ、オーストラリアなど合計21カ国の株価指数をそれぞれ対象としているEFTです。通貨はすべてドルで、取引単位はCFD価格の1倍、取引できる時間は米国株式取引所がオープンしている時間となっています。

代表的な商品CFD

商品CFDは、金や銀、原油、天然ガス、コーン、大豆など、商品先物取引の対象となる銘柄が一般的です。サクソバンク証券であれば、これにプラチナやパラジウムなどが加わり、GMOクリック証券の場合はバラエティCFDとして、原油ブル2倍EFTや金ブル(ベア)3倍EFT、天然ガスブル(ベア)3倍EFTなど、ハイレバレッジ型ETFなどが加わります。

また、EFTにはグローバル不動産EFTや米国リートEFTなどもCFD銘柄として取引されています。

代表的な債券CFD

債券CFDは取り扱っている証券会社も少ないのですが、IG証券では特に多くの債券CFD銘柄を取り扱っています。その銘柄としては、日本国債、米国2年国債、米国5年国債、米国10年国債、米国30年国債、ウルトラ米国長期国債、ドイツ10年国債、英国10年国債、イタリア長期国債、OAT-フランス国債と合計10銘柄があります。

また、サクソバンク証券では直接債権をCFD取引では取り扱っていませんが、各国の債券を対象としたETFであればCFD銘柄として数多く扱っています。

その他のCFD

CFDにはこれ以外にも、VIX指数を対象としたVIX銘柄というものもあります。VIX指数というのは、アメリカの証券取引所の一つであるシカゴ・オプション取引所で作られた、Volatility Indexの略です。この指数は株価指数の動きと逆相関関係にあることから、恐怖指数とも呼ばれています。投資家の不安を示すともいわれるVIX指数ですが、実は株価指数とは違ってこの指数には直接投資をすることはできません。そのため、投資対象としてはVIX先物指数に連動する銘柄となります。

VIX指数には短期先物指数や中期先物指数があり、それぞれに対応したETNやETFがCFD銘柄となります。中には2倍ETFなどもあるので、値動きが激しくなり過ぎないように注意してください。

取り扱い銘柄が多い証券会社

CFD取引を始める場合、まずは取り扱い銘柄に注目して証券会社を選びましょう。そして、CFD銘柄の中で取引したいものが決まっている場合は、その銘柄を取り扱っているかどうかのチェックも忘れないようにしましょう。

取り扱い銘柄の多さでいうと、IG証券が特に多いことで有名です。合計1万5千以上の銘柄を取り扱っているので、多くのCFD銘柄に投資したい人にはお勧めですが、初心者には少々難しいかもしれません。

サクソバンク証券も、IG証券には及びませんがそれでも6千銘柄以上の取り扱いがあります。ただし、ベーシックコースでは39銘柄だけであり、多くの銘柄に投資したい場合はアドバンスコースを申し込む必要があります。

使いやすさと銘柄数の多さで考えると、GMOクリック証券がもっともおすすめとなります。取り扱い銘柄は厳選された138銘柄と、証券会社の中でも上位の豊富な銘柄数となっています。手数料が無料であり、スプレッドの狭さも高い評価を受けていて、聞き覚えのある人も多い証券会社なので初心者でも安心して利用できるでしょう。

まとめ

CFDは証券会社によって取り扱っている銘柄が大きく異なっているので、CFDに投資するのであればその証券会社でどの銘柄を取り扱っているのかをしっかりと確認する必要があります。特に、くりっく株365だけを取り扱っている証券会社は多いので、株価指数CFD以外に投資したい場合は気を付けましょう。

銘柄によって、スプレッドの広さやレバレッジの倍率、手数料なども異なっていることがあるので、その点も注意して銘柄と証券会社を選ぶようにしましょう。

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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