リライト⑤:初心者の投資には、身近な銘柄がおすすめ!

株式投資の基本

株式投資を始めようと思った時、まず悩むことが多いのは銘柄選びです。様々な銘柄がある中で、有名な企業に投資するべきか、または人気がある銘柄を選ぶべきかなど、投資所の初心者には何を基準に選んだらいいのか分からないこともあるでしょう。
そんな時におすすめなのが、身近な銘柄を選ぶことです。

最初に注目するべきなのは、外食店や小売企業

株式投資では、まず株価が上がりそうな銘柄を選びます。ただし、どの銘柄の株価が上がるのか、見極めるのは簡単ではありません。そのせいで銘柄を選べないという株式投資の初心者がよく選ぶのが、株主優待をもらえる銘柄です。
しかし、株主優待を貰えるからといってどの銘柄でもいいわけではありません。特に外食産業の株主優待には食事券などが多いのですが、できれば、普段利用している外食店や小売店を選ぶと良いでしょう。なぜなら、普段から使いやすいからです。
このようにして銘柄を選びながら、企業の配当利回りやPBR、PERにも注目してみましょう。例えば、PERが低い企業があれば、その株価は上昇しやすいと考えられます。ただ、業績不振で株価が上がらずPERが低い場合もありますので、業績についてはきちんと確認しましょう。そうして、様々な銘柄の中から割安銘柄を見つけ出し、分散投資するのです。
特に、資産を減らさずに投資しようと思った時に重要なのが、将来的な予測される利益を基準に算出したPERが5倍以下となるバリュー株です。かつ、配当と株主優待の合計利回りが5%以上であれば好利回りであると考えられます。そして、株価もチェックしましょう。業績が堅調で、下値不安が小さい銘柄を選ぶことです。この基準を満たしている銘柄を見つけたら、優先順位を付けて選んでいきましょう。

優先順位はどう決めたらいい?

銘柄選びの際の優先順位をどう決めていくかと考えた時、最も優先順位が高いのは将来の成長を予測しやすい銘柄です。なぜなら、成長する=業績が上がるということになり、株価の上昇が見込めるからです。これを外食産業の株で考えるなら、出店数が増加傾向、既存店売上も好調に推移していて、PERも低く配当と株主優待を合計した利回りが5%以上ということになります。このような銘柄は、まだ上昇の余地がある銘柄ということになります。
次いで優先順位が高いのが、現状はそれほどパッとしていなくても将来的に、市場環境や為替が改善された時に成長する期待が持てる銘柄です。例えば、輸出入を主な業務としている企業の場合は、為替の影響を強く受けることになるので、為替の動きによって一時的に業績が悪化することもあります。しかし、その後為替が反転した時には業績も一気に回復することになるので、そのタイミングで株価が大きく上昇する可能性は高くなります。このような銘柄にも、注目しておきましょう。
長期保有が前提とはなりますが、確実に成長することは確かなものの、どのタイミングで成長するのかを予測するのが難しい銘柄も、優先順位が高くなります。
続いては、企業としての成長には期待できないものの、株価が一時的に動くような材料を持っている企業の銘柄が優先となります。例えば、AIや5G、自動運転など、その時話題になっている新技術の恩恵を受けるような銘柄などが当てはまります。相場が上昇傾向にあると、割安な成長株は見つかりにくくなります。そういった時には、このような銘柄を探してみましょう。ただし、株価の上昇はあくまでも一時的なものということを念頭に置いて、上昇した後は短期で売り抜けるという点に気を付けましょう。

これらとは別に、注意するべき点もあります。日経平均を月足で見たときに、12ヶ月連続で移動平均線を下回っているような銘柄に関しては、今後も値下がりする可能性があります。仮に値下がりすれば、その分投資元本が減ってしまいますので、現金比率を増やしましょう。こうすることで、株価の変動の影響を受けにくくします。

身近な株を狙う理由

株の世界において、特に初心者に対して良く言われているのが、自分の良く知っている分野の株を買え、ということです。この言葉を実践した人の中には、実際にそれで1億円以上稼いで、専業投資家になった人もいるほどです。その中でも、特に初心者が投資するのにおすすめと言われているのが、外食・小売関連株です。
身近な株の中でも、外食・小売関連株が何故初心者にお勧めなのかというと、生活に密着している分、その企業がどういった業務をしているのかイメージしやすいことが挙げられます。また、ビジネスモデルとしてもわかりやすいため、企業としての成長戦略もシンプルで理解しやすいのもメリットです。
外食・小売関連の企業の成長戦略は、基本的に店舗数を増やすことです。そこでチェックしたいのが、決算説明資料です。ここに、今後どのような出店計画を立てているのかが書かれています。仮に、現在店舗数が20店舗で、翌年は40店舗に拡大するという予定になっていれば、売上はシンプルに考えると2倍になり、利益も2倍になると考えられます。その企業が月次売上高を公表している場合は、逐一業績をチェックでき、順調なのか、予定より遅れているのか確認できるのもメリットです。
このような外食や小売りの銘柄は、すでに全国展開して有名になっている企業の銘柄でも良いのですが、できれば、まだ目立っていないマイナーな企業のものが良いでしょう。というのも、知名度がない分、現状の株価が割安になっていることが多いからです。株価が安く、資金を抑えて投資することができます。特に、上場したばかりの企業であれば、店舗数もまだ少数なので機関投資家も投資対象に選んでいないことがほとんどです。ただし、こうした条件に当てはまっている場合でも、PERをチェックして20倍以上であれば候補から外しておくべきです。
現状はPERが10倍未満である企業であっても、将来東証1部に上場することができればPERも15倍前後に上昇することも珍しくありません。もしそうなれば、株価は上昇するでしょう。有名どころよりも、地方のチェーン店で全国的な知名度の低い企業が上場するのが狙い目です。

中には5年で10倍に成長する銘柄もある

外食・小売関連企業の中には、数年で著しく成長するケースも少なくありません。5年前にPERが6倍前後だった銘柄が、その後純利益を2倍に増やし、5年で株価が10倍になるというケースもあります。こうした急成長する企業の銘柄を保有している場合の目安としては、PERが30倍になったら保有している株の一部を利益確定し、残りは保有しておくといいでしょう。
保有するか利益確定するかの判断をする際は、月次売上高もチェックしましょう。その際にチェックする点としては前年割れしているかどうかですが、たとえ前年割れしていたとしても単月であれば特に気にしなくても大丈夫です。しかし、四半期決算が2期連続で落ち込んでいるようであれば、その銘柄は見切ってしまった方が良いでしょう。
なぜかといえは、2期連続で四半期決算が落ち込んでしまうと、予定していた会社計画の達成見通しが怪しまれてくるからです。計画が未達となった場合は、ネガティブな要素として株価が大きく落ち込む可能性があるので、早めに手を打っておくべきなのです。
株式投資というのは、その企業への投資でもあります。投資先となる企業が今後成長するかどうか、それを自分の目で確かめることができればより安心して投資ができます。そのため、PERやPBRといった指標も大切ですが、身近な株を選んでサービスを体験し、人気があってもサービスがあまり良くない企業、まだ知られていない中でもサービスが非常にいい企業などを自分で判断することが、外食・小売関連株の必勝法へとつながっていくでしょう。

まとめ

株式投資では、銘柄選びが非常に重要なポイントとなります。しかし、資料などから判断できる割安感や成長性を見るだけでは、他の投資家がまだ気づいていない銘柄というのは中々見つけることができません。そこで、生活に大きく関連している外食・小売関連株の中から、自分の判断でまだ無名の企業を見つけることが、将来のお宝株を見つけることにつながっていくのです。
地方でチェーン展開している企業の中でも、成長に伴って全国展開していき、株価を大きく成長させた企業はいくつもあります。将来の大企業へと投資するために、身近な企業から有望な銘柄を見つけて投資していきましょう。

執筆者:佐藤真奈美より

 はじめまして、当サイトである『投資塾』で記事の執筆を担当させて頂いております、佐藤真奈美と申します。現在、複数の投資関連のメディアサイトに相場予想や投資関連の解説等の記事を寄稿しておりますが、『投資塾』では、株式投資のニュース、経済指標、金融政策等、「市場参加者が、何を見ているか」に重点を置き、株式投資の初心者にも分かりやすいよう、他では知れない情報の提供に努めさせて頂いております。

執筆者:佐藤真奈美について

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